僕の好きな人は、会社の先輩 (ページ8)

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続ページ8

「好み？好みか〜。えっと、甘い物とか好きだし。特にフルーツ系かな。あとは、アニメとかゲームだとイケメンよりも美人顔とかが推しかな。それに普段の私服はズボンとかが多いかな。他には、、、」

「いや、ここで天然を発揮しなくても。
　問ちゃんは多分、彼氏として求める好みとか好きなタイプの方を聞きたがってますよ」

「あ、そっちね笑」

甘い物が好きなのはこの前聞いたし、推しも須貝さんや鶴崎さんと話してるのを聞いた事はある。でも、スーツ姿以外の斎藤さんをあまり見た事がないな。足長いからパンツ姿も似合うけど、スカートとか履いてる姿も見てみたいかも。って、僕何考えてるの？

「それも知らないんだよな。恋バナとか話さないし」

「、、、」

「問！なんだよ、その不満そうな顔！！」

ちょっとでもこうちゃんから期待した僕が馬鹿だった。結局、あんまり情報得られなかったし。

「もう、仕方ないな。
　問。お前はそのままでも充分魅力的だぞ。ありのままのお前でいいんじゃない？」

「そういうことではないと思いますけど」

「問君〜。言君〜」

！

「斎藤さん！？」

「お！2人ともいるね。もう直ぐ撮影始まるから、撮影部屋に集合して〜」

「もうそんな時間か。行こ、問ちゃん」

う〜。折角の斎藤さんだし、少しでも話したいのに。でも、仕方ないか。

「そうだね」

「残念とか思った？」

「五月蝿いよ、言」

「ごめんごめん笑」

「がんばってね〜！」

よし！気持ちを切り替えて、斎藤さんに良い所を見せるために頑張ろう！絶対、勝つ！！それに、少しは斎藤さんのことを知れたしね。今度、フルーツ系のお菓子を作ろうかな。

「渡辺。問君に変なこと言ったでしょ」

「睨むなよ。俺は何も言ってないから！」

「嘘！何を言おうとしたの！！」

「もう〜！めんどくさいって、お前ら！！」
(さっさとくっつけよ！！)