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Aside


「貴女のことを愛してます」


本当、この言葉を聞くためにここまで頑張って良かったと思う。私は、長女だから。我慢することも多かった。だからこそ私を優先してくれる人が、私に変わらない愛をくれる人がパートナーでいて欲しかった。
そんな、我儘な願いが叶っちゃったな。


「そっか。
 私達、相思相愛だね」

「それ自分で言いますか?
 こんなこと言うから、バカップルとか不名誉なことを伊沢さんとかに言われるんですよ」

「いいじゃん。本当のことだから」

「もう〜」
(そんな所も、可愛くて素敵な人なんだから)


問君の事、好きになってよかった。
私の事を好きになってくれてよかった。


「、、、」

「えっ!?何、泣いて、、、」

「ふふ。慌てなくていいよ。嬉し涙だから」


最近、泣いてばっかだな。でもこんな風に嬉しくて泣けるなんて、幸せだな。


「さて、そろそろオフィスに戻ろうか。
 時間も時間だし」

「あ、はい。そうですね、でも」

「大丈夫!
 ほら、もう涙出てないでしょ?」

「そうですけど、、、というか、ここは僕がお会計しますよっ!?」

「ダメ!!学生の問君に出してもらう訳にはいかないよ!
 

お互い引き下がらず、結局は割り勘となった。もう、確かに歳上だけど彼女には奢りたくなるんだろうけど。無理しなくていいのに。


「ん」

「!
 カッコつけるね〜」

「いいでしょ、これくらいは」


手を差し出す君。手を繋ごうってことね。
重ねた手は、彼の男らしい大きくて暖かい。


(細っ!あと、手冷たいな)

「ごめんね。私、手冷たいから」

「いえ。でも、僕は暖かいから。2人合わせたら丁度いいですよ!」

「確かに笑」


何の根拠も無い会話でも、2人でいるのなら楽しくて苦じゃ無い。


「問君」

「なんですか?」

「好きだよ」


何度でも君に伝えていくから。だから、覚悟してね。














私の恋人は、会社の後輩。
世界で1番カッコいい彼氏です。

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神影(プロフ) - 山本さん・・・ぐすっしくしくしく (3月27日 1時) (レス) @page21 id: 690f341ea7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鳩原色 | 作成日時:2023年4月6日 23時

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