僕の好きな人は、会社の先輩 (ページ20)

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続ページ20

そうか。僕の気持ちは、好きという愛情はきちんと彼女に伝わってるんだ。ほんと、こういう所は敵わないな。

「もう、これ以上惚れさせる気ですか？//」

「これ以上惚れてくれるの？」

「〜//
　そういう大人の余裕な所、狡いです。僕のお菓子を食べたりする時は子供っぽいのに」

「なっ！？///
それは、その甘いの好きだし。問君と一緒だから//
　そういう問君こそ、段々カッコよくなっていって狡い」

だって、仕方ないでしょ。貴女が魅力的で綺麗になっていくんですから。だから、僕も自分磨きを頑張ってるんですよ。こんなにも、好きだから。

「問君は？」

「ん？」

「問君は、私の何処が好きなの？」

「え、難しいですね笑」

「え〜笑
　気になるな」

斎藤さんの好きな所か。どうしよう。沢山あり過ぎて悩んでしまう。

「全部」

「それは、ダメ。もっとこう、具体的に」

「具体的、、、」

難しいぞ。嫌いな所が無い。というか、彼女の欠点すら愛おしく思ってしまう重症レベルに惚れてる。そんな彼女を具体的に好きな所を挙げるなんて、難しい過ぎる。これも、難問だ。斎藤さんと居ると、全てが新鮮でより喜怒哀楽がわかりやすいくらい大きく表現される気がする。

「僕は、斎藤さんの」

そんな彼女と居る毎日は幸せだ。綺麗な顔で微笑む姿に胸が締め付けられるし、彼女から発せられる声は心地良い。こんなにも、好きな所が溢れて堪らない。

「全ては前提とします。もう、これは本当に。嘘じゃないです」

「うん、わかってる。ありがとう」

「はい。あ〜、なんか恥ずかしいな。その中で、1番斎藤さんのことを好きだと実感するのは、僕を見てくれることです。僕を見て、僕の名前を呼んで、僕と話して、僕とこうやってデートする。その空間、時間が幸せでずっと好きが溢れて止まらないんです。だから、斎藤さんと似ていますね。
　僕は斎藤さんが僕の隣にいるのが好きなんです。執着みたいに聞こえますが、していないといえば嘘になる。けど、それぐらい貴女のことを愛してます」