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先輩の恋人 ページ19

問side


「問君!」


僕の好きな人に、恋人が出来た。もう、みんなわかってるでしょ?そう、僕。ずっと恋焦がれていた彼女と、奇跡のように思いが通じ合った。あぁ、なんて幸せだろう。


「なんですか、斎藤さん?」

「問題です」

「急に笑」


今は、恋人になって初めてのランチ。今まで数回はあったけど、こうやってきちんと恋人同士として来るとなんだからソワソワするし、胸のあたりが暖かくなる。
そんな中、目の前の彼女は悪戯っ子のような笑みを浮かべ、いつも僕がオフィスでみんなにするように急にクイズを出し始めた。


「私は恋人が大好きです。さて、ここで、、、
 その恋人の好きな所はどこでしょう?3つ当てて下さい」

「ん〜、それは難しいですね笑」

「良い問題でしょ?」

「とても」


甘々過ぎて、バカップルも言われても文句が言えないほどの空間。それに、斎藤さんが思う僕の好きな所か。気になるけど、僕の口から言わせるのか笑


「まぁ、そうですね。
 クイズをしてる所?」

「正解!まずは一つ目だね」


これは、ずっと言われてきた。クイズをしてる姿がカッコイイとか好きとか。だから、絶対に外せないと思ったよ。


「え、お菓子作りが趣味とか?」

「ギリ正解かな。正確には、私が問君が作ってくれたお菓子を2人で食べるのが好きなんだけどね」


あ〜、そういう所狡いな//
心底嬉しそうな顔。可愛い過ぎだ。斎藤さんのためなら、いくらでもお菓子作るのに。というか、最近は斎藤さんのために作ってるし。


「ラストだよ。ほら、頑張れ」

「え〜、難しいですよ。ヒント、ヒントください」

「ヒントか。なんだろう、、、問君のことを信じてるから好きなことかな」


僕を信じてるから好き?え、なんだ?


「、、、」

「あはは!ちょっと、難しいかな?」

「超難問ですよ、これ」

「それはないよ笑」


何だ?全く見当がつかない。わからなすぎる。


「ギブです!答え、お願いします」

「あらら。まぁ、仕方ないか。答えはね、、、





 



















 問君が、私のことを好きな所。
 貴方が私のことを大切にして、優しくしてくれる愛情から好かれてるなって思うし、こんなことされて嬉しくないわけがないもの。
 私は、そんな恋人の問君がどうしようもないくらい大好きなんだ」

続→←続



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神影(プロフ) - 山本さん・・・ぐすっしくしくしく (3月27日 1時) (レス) @page21 id: 690f341ea7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鳩原色 | 作成日時:2023年4月6日 23時

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