・ ページ5
k-chan side
俺は山本さんが大好きだ。
俺と同じ会社の、ひとつ上の人。
年は俺の方が下なのに、少年のような瞳をした可愛い可愛い人。
好きで堪らなくて、よくお喋りしてたらなんと告白されちゃったんだ。両思いだったなんて。
可愛いくて、カッコいい俺の恋人。一時たりとも側を離れたくないって思うのは普通のことだよね?
昔は外でデートしたりもしたんだけど、やがて山本さんが家に呼んでくれるようになった。
料理を振る舞ってくれるんだよ。俺の為に料理を頑張って覚えてくれたんだって!
遊びに行くようになって1年たったくらいに、誕生日プレゼントとして山本さんがブレスレットとアンクレットをくれたんだ。もう間違えちゃだめだよって。
2つともカッコいい鎖がついてたから聞いてみたら、僕と同棲したいんだって照れながらいってくれた。幸せすぎる、俺こんなに幸せになっていいのかな?
すぐさま職場から荷物を持ってきてテレワークにした。大好きな山本さんといられるなら、外の世界なんかなくてもいいや。
いつもは山本さんは出勤。テレビの仕事とかあるから仕方ない。俺のぶんも頑張ってくれてるみたいだし。
帰って来たときに玄関近くまでいって、おかえりなさいっていうのが楽しみ。
ご飯を食べたら自由時間。いつもはゆっくりするんだけど、今日は何だか気分がいい。そういえば山本さんのマークも消えかけてるから、つけ直してもらわなきゃ。
特別なソファにとふっと座り、山本さんを見上げると顔が真っ赤に染まった。ふふ、俺の得意な攻撃。
耐えられなくなったのか、山本さんは俺に印をつけ始めた。んん、今日は一段と深い。
山本さん、いたいようって思わず声をだしちゃって、お仕置きで首筋にもやられちゃった。
そんな、下の名前で呼ぶなんてむりだよぅ。
顔にも少しいれてもらって、山本さんが一息ついた。
ぼうっとしてると、山本さんが隣に座って俺の腕をぺろりと舐めた。痛みと高揚で全身が痺れる。
カッコいい。
この人が俺の恋人だなんて。堪らない。山本さんばっかりズルいから、俺だってたまには。
そう思ってぎゅーっと抱き締めると、山本さんの体温が上がるのが肌でわかった。
力が抜けた彼の手から刃物をとり、腕にすうっと赤線を引く。
大好きだよ、山本さん。いつか俺も、お返しに真っ赤に染め上げてあげる。
ーーー
お互い病んでるymko。
ymmtさんの料理には「隠し味」が。
片方だけ病んでるのも書きたいです。
神は緋色を身に纏うーkwmr×fkrー→←アイノシルシーymmt×k-chanー
172人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
颯楓(プロフ) - 笹さん» わああありがとうございます!!!嬉しすぎて溶けそうです笑ちまちま更新ですがよろしくお願いします! (2020年8月18日 6時) (レス) id: 0a39adce2c (このIDを非表示/違反報告)
笹 - 初めてコメントを書かせていただきます! タイトルの付け方から本文までインテリジェンスが溢れてますね(( ymmtさんとko-chanのヤンデレが特に好きです! これからもぜひ作品を読ませてください!長文失礼致しました。 (2020年8月17日 22時) (レス) id: a74edc1ff9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:颯楓 | 作成日時:2020年8月9日 14時