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小さな二人がけのテーブルに、向かい合わせに座っている。目を上げたら推しの顔があって、目を落とすと綺麗な手が手持ち無沙汰に遊んでいる。
顔を見るのはハードルが高いので、とりあえず手を見る。

「……どこ見てんの?」
『手です』
「楽しい?」
『はい』

手から目を離さないで答える。すると、その手がVを二つ作った。
__ダブルピース。かわいいかよ……。

『あ、そういえば。昨日の新着、見ました』
「ああ、あれね。どうやった?」
『やっぱり山本さん企画は面白いですよね、川上さんが__』

ぺらぺらと、みなさんのかっこよかったところや、面白かったところ、学べたところなどを言い連ねる。
あ、オタクが出ちゃった、と慌てて黙ったときには、川上さんは机に突っ伏して笑ってた。

『……笑わないでください』
「や、ふ、ふふ、おもしろ」

ほんまにQuizKnock好きなんやなぁ、と目を細められた。当然だ。
何よりも、誰よりも、大好きなんだ。

元気な店員のお姉さんが、二人分のラーメンを運んでくれる。川上さんとは友達のようで、

「うわ、ついに彼女連れてきたの?」
「ちゃいますよ、友達です」
「わー、かわいい。また来てね、彼女ちゃん」
「聞いてへんわこいつ」

私が出来たのは、精一杯のすまし顔をするくらいだった。

ラーメンを食べ終わって外に出る。
ここは麺が最高なんよ、と語りながら麺をすすっていた川上さんを見て、これ視点カメラでサブチャンに上げたら伸びるんだろうなと他人事のように考えていた。
川上拓朗彼女目線。絶対伸びる。
彼が女子に人気なんだというアイスやさんに案内してくれる途中にそれを話すと、微妙な顔をされた。

「そんなん、需要ないやろ」
『ええ、ありますよ。彼女目線じゃなくても、メンバーそれぞれの勉強耐久動画出して欲しいって切実に思いましたもん』

絶対伸びます、最後にお疲れ様って微笑めば尚更、と語り続ける私に、彼はため息を落とした。

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設定タグ:QuizKnock , QK , 川上   
作品ジャンル:恋愛
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りんり(プロフ) - 莉華さん» ですので、莉華さんが良ければ、非表示を解除していただいても私が口出しするものではありません。もし気になる読者様から指摘がありましたらこちらで対応しますので、ぜひ気にせず執筆を続けていただきたいです。ご迷惑お掛けしました。 (2020年6月28日 23時) (レス) id: 5d8255529d (このIDを非表示/違反報告)
りんり(プロフ) - 莉華さん» 返信が遅くなってすみません。また、わざわざ当作品を読んで下さり、対応ありがとうございます。私自身当作品が大して独自性のあるものとは思っていませんし、似たような作品ならむしろ読みたいくらいです。(↑続きます) (2020年6月28日 23時) (レス) id: 5d8255529d (このIDを非表示/違反報告)
りんり(プロフ) - yukiさん» 返信がたいへん遅くなってすみません。報告、ありがとうございます。 (2020年6月28日 23時) (レス) id: 5d8255529d (このIDを非表示/違反報告)
莉華(プロフ) - yukiさん» 当事者です。この作品のことは全く存じ上げておらず、作品を作成しておりました。りんり様のこちらの作品を読ませて頂きましたが、自分でも凄く似ているな、と思いました。当該の作品に関しては非公開という形にさせて頂き、修正致します。大変申し訳ございません。 (2020年4月25日 20時) (レス) id: 907e72034e (このIDを非表示/違反報告)
yuki - すみません。似たような作品が作成されていますよ。(莉華様の「川上さんが甘々なんですが。」という作品です。) (2020年4月25日 0時) (レス) id: e5bfab260f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんり | 作成日時:2019年1月26日 22時

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