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そして彼の視線が少し動いた。多分、私の腕時計を見たのだと思った。
『あ、お時間ですか？ありがとうございます、お話してくれて』
「……え」
『？』
「なんでわかったの？」
『ええと、時計を見たようでしたので……』
きょとんとする川上さん。やっぱり可愛いなぁと心のシャッターを切る。忘れたくない。
少し腑に落ちない顔をしたまま、彼は片手でスマホを触り始めた。
「ね、名前は？」
『私ですか？片口Aです』
「片口さんね。今、時間ある？」
今日の予定をぱっと頭に浮かべる。ええと、3時から美容院だったから……。
『今は……12時前ですね。何も無いです』
「じゃあさ、一緒にごはん食べる？」
『え』
え、え、なんで？
見た目はチャラいけど硬派な川上さん、ナンパなんてするタイプだったのか、するとしても私なんて、と頭がぐるぐるする。
「これから伊沢さんとお昼なんだよね。あの人、ファンの話聞くの好きだから。どう？」
『わ、私なんかでよろしければ！』
「そう、じゃあ」
携帯の通知画面を見せてくれる。私のことを報告してくれたのだろう、「伊沢さん:り」とだけ表示されていて……わあ、伊沢さんJKだ。
言わずと知れた東大生クイズ王、伊沢拓司。QuizKnock編集長で、クイズ番組の常連でもある彼とごはんだなんて……ラッキーにもほどがある。
ちなみに、川上さんのロック画面はBUMPだった。
じゃあ行こうか、と歩き出す川上さんの後ろをとことこ着いていく。
後ろ姿もかっこいい、とか、上着から出たフードを見て、これ11人の壁の収録の時に着てたパーカーかな、とか気持ち悪いことを考える。
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りんり(プロフ) - 莉華さん» ですので、莉華さんが良ければ、非表示を解除していただいても私が口出しするものではありません。もし気になる読者様から指摘がありましたらこちらで対応しますので、ぜひ気にせず執筆を続けていただきたいです。ご迷惑お掛けしました。 (2020年6月28日 23時) (
レス) id: 5d8255529d (このIDを非表示/違反報告)
りんり(プロフ) - 莉華さん» 返信が遅くなってすみません。また、わざわざ当作品を読んで下さり、対応ありがとうございます。私自身当作品が大して独自性のあるものとは思っていませんし、似たような作品ならむしろ読みたいくらいです。(↑続きます) (2020年6月28日 23時) (レス) id: 5d8255529d (このIDを非表示/違反報告)
りんり(プロフ) - yukiさん» 返信がたいへん遅くなってすみません。報告、ありがとうございます。 (2020年6月28日 23時) (レス) id: 5d8255529d (このIDを非表示/違反報告)
莉華(プロフ) - yukiさん» 当事者です。この作品のことは全く存じ上げておらず、作品を作成しておりました。りんり様のこちらの作品を読ませて頂きましたが、自分でも凄く似ているな、と思いました。当該の作品に関しては非公開という形にさせて頂き、修正致します。大変申し訳ございません。 (2020年4月25日 20時) (レス) id: 907e72034e (このIDを非表示/違反報告)
yuki - すみません。似たような作品が作成されていますよ。(莉華様の｢川上さんが甘々なんですが。｣という作品です。) (2020年4月25日 0時) (レス) id: e5bfab260f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんり | 作成日時：2019年1月26日 22時
