体調が不良気味のようです【QK】-5- (ページ8)

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いじめ / kwkm -かなさんリク- ページ8

それは、本当に突然だった。

｢あ！川上や〜ん！久しぶり｣

オフィスへと向かっている道中

懐かしい、高校の同級生とたまたまばったり会った。

｢めっちゃ久しぶりやん！元気にしてたん？｣

川上｢俺は元気にしてたで！3人はどうなん？｣

｢俺たちもやわ！｣

この3人は、高校時代に俺がめっちゃ仲良くしてた3人。

俺は東大に進んだから離れちゃったけど

3人は、今でも仲良いんやな。

川上｢3人は定期的に会ってんの？｣

｢おん、会ってるで！｣

｢俺たち、大学を卒業したあと東京の企業に就職してんか｣

川上｢あー、だから東京におるんか。関西の大学に行ったはずやったから何でここにいるんやろと思ってんけど｣

そういうことやったら納得。

｢あ、そうや。すぐ近くに川上と行きたいとこがあんねんけど、今、時間空いてへん？｣

今日は時間に余裕をもって来てたから、30分くらいやったら大丈夫かな。

川上｢あんまないんやけど、30分くらいやったら大丈夫やで｣

｢ほんまにすぐ終わるから、いい？｣

川上｢うん｣

俺は、3人の後ろをついて行った。

3分くらい歩いて着いた場所。

そこは人が全くいない公園で

何でこんなとこに連れて来たんやろ……？

疑問でしょうがなかった。

川上｢何で、ここに？｣

俺のその問いに3人は振り返ると

返ってきたのは答えではなく

川上｢ゔっ……｣

全力の拳だった。

それが止まる気配はなく、どんどん降ってくる。

｢俺たちは、高校時代からずっとお前のことが大嫌いやったんや｣

え？

俺、本気で1番仲良い友達やと思ってたのに……。

｢どんだけ勉強してもお前が1番で、1回もお前に敵ったことなかった｣

｢周りからは、出来るお前と出来ひん俺らみたいな感じで比べられてたんやで？俺らだって別に順位は低くなかったのに｣

｢俺らがつまずいた問題でも、お前は簡単に解いて、俺らに説明して。その度に俺らが劣等感に苛まれてたこと分かってへんやろ｣

俺だって苦手な教科はあるし、分からん時は3人に聞いたこともあった。

川上｢別に、俺ら4人の中で突出して賢い訳じゃないやん。俺だって分からん時は3人に聞いてたし｣

｢ほんまは自分が1番賢いと思ってるくせに！｣

｢俺たちのこと見下してんのか｣

いや、話聞いてた？

俺はそんなこと1回も思ったことないのに……。

何でこうなったん？