体調が不良気味のようです【QK】-5-

精神系 / sgi -ゆあなさんリク- ページ18

俺の目の前には、机の上に山のようになっている紙たち。



今から2週間くらい前だったかな？


ある日、珍しく俺が1番にオフィスに着いて


入り口のドアを開けようとした時


須貝｢ん……？｣


いつもはそんなことないのに、その時は何故か郵便受けに目がいった。


中に入って、確認してみると


須貝｢何だよ、これ……｣


そこには大量の紙が入っていて、その紙の内容はどれもQuizKnockの悪口だった。


"QuizKnockって何が面白いの？"


"そんなに知識をひけらかして楽しい？"


"ほんと、勉強しか能がない、大したことない人らの集まりって感じ"


どれも結構酷い内容ばかりで、正直、クイズが出来ない俺でもめっちゃ傷ついた。


俺でも傷ついたってことは、他のメンバーはもっと傷つくよな。


こんな思いをするのは、俺だけで大丈夫。


俺1人が、我慢すれば良いだけ。


俺は、その日から毎日


早くオフィスに行っては、みんなにバレないように


悪口だらけの大量の紙を、俺の鞄に突っ込んだ。


その量は、日に日に増えていき


内容もどんどん酷くなっていった。


俺が1人で耐えるって決めたのに。


それはいつの間にか、俺の心を蝕んでいた。


赤いペンで殴り書きされたそれは、俺の脳裏に焼き付いて


夜もなかなか眠れなくなった。

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