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こうちゃんが執務室を出て僅か5分くらい。


福良「川上ー、ちょっといい?」


そう言って、俺のデスクに福良さんが近づいて来た。


その時


ピロンッ


唐突に鳴った、L○NEの通知音。


途端に身体がビクついてしまった。


ただ、1つ気になることが。


通知音が鳴った時、俺だけでなく、福良さんの身体もビクついていたような気がした。


恐る恐るスマホを開くと、俺の方にはL○NEの通知はきていなかった。


ホッと胸を撫で下ろすと、福良さんの方に視線を向けた。


自分のスマホを確認した福良さんは、手が震えていた。


俺と、同じ臭いがする。


俺は、意を決して福良さんに聞いてみることにした。


川上「福良さん」


俺が名前を呼ぶと、福良さんはいつものような笑顔を作って「何?」と顔を俺に向けた。


川上「違ったらすみません……もしかして、誰かからいじめられてませんか?」


俺の質問に、福良さんは目を見開いた。


福良「どうして、分かったの……?」


川上「実は……俺もいじめられてるんです」


それから、お互いに内容やきっかけ、そして死にたいと思ってることまで話した。


福良「本当に、もう毎日死にたくて。でも死ねなくて。どうしたら良いのか分かんないよ……」


川上「俺も毎日辛くて、もう死んだ方がマシだって思えてきて……どうしたら良いんですかね……?」


本当に死にたい。耐えられない。


初めてそんな本音を誰かに話した。


福良さんも俺と同じくらい、悩んでたらしく


福良「ねぇ……提案なんだけどさ」


川上「なんですか?」


何となく、内容は分かるような気がする。


福良「一緒に、やらない?」


何を、なんて聞かなくても分かる。


川上「良いですね。やりましょう。どうやってやりますか?」


福良「あ、煉炭とかは?2人で一緒にやりやすいでしょ?首吊りでも良いんだけど、それだと太めのロープを2本用意しないといけないし、それに場所も2つ必要になるでしょ?」


確かに……。


練炭の方がマシかもしれない。


福良「お風呂場とかでも出来るし、2人でも全然余裕でしょ?」


川上「良いですね。そうしましょう」


福良「材料とかは俺の方で用意しとくから、俺の家に来てくれる?」


川上「はい。分かりました。いつにしますか?」


なるべく早い方が良いんだけど……。


福良「なるべく早い方が良いよね?……じゃあ、3日後で」


川上「分かりました」


俺たちは計画を密かに立てた。

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琉智亜(プロフ) - 凛花さん» ありがとうございます! (2020年2月21日 19時) (レス) id: e44aaae991 (このIDを非表示/違反報告)
琉智亜(プロフ) - 凛花さん» ありがとうございます! (2020年2月21日 19時) (レス) id: e44aaae991 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 琉智亜さん» 了解です!承りました(*^^*) (2020年2月21日 19時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
琉智亜(プロフ) - 凛花さん» じゃあそれでお願いします! (2020年2月21日 19時) (レス) id: e44aaae991 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 琉智亜さん» 全然大丈夫ですよ! (2020年2月21日 19時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛花 | 作成日時:2020年2月4日 19時

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