体調が不良気味のようです【QK】-5-

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1度考え始めると、もうどうしようもなくて


頭の中から全然いじめのことが消えてくれない。


その所為で、記事の方に全く集中出来なくなってきて


別に期限がそんなに近いわけでもないし、今日はやめとこうかな……。


なんて考え始めてしまった。


今のまま作るより、今日はやめた方がいい記事が出来るかもしれない。


俺は、その可能性を信じ、記事の作成をやめることにした。



仮眠室に移動し、身体を横にする。


でも、目を瞑ると


あのいじめの光景が、鮮明に浮かんできて


俺は再び、身体を起こした。


川上｢やっぱり、飲まないと……｣


飲まないと、眠れない。


俺は、再び執務室に戻ると


自分の鞄から、薬の入った瓶を取り出した。


毎日飲んでいるうちに、服薬の量なんて全く気にしなくなっていて


今日も適当に手の上に出す。


俺はそれを、一気に口の中に放り込んだ。


今日は、少しいつもより量が多かったのか


仮眠室に戻ろうと立ち上がった時、足に力が急に入らなくなって


その場に倒れ込んでしまった。


まぁ、いいや。


いじめが忘れられるんなら、何でも。


俺は、落ちてくる瞼には抵抗せず


そのまま目を瞑った。



川上｢ん……｣


明るい……？いや、ライトの明かりか。


あれ、ここ仮眠室？


俺、確か執務室でそのまま眠ったんじゃなかったっけ……？


俺がそんなことを考えていると


ガチャッ


仮眠室のドアが開いた。

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