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川上「あの……すみませんが、どちら様ですか?」


その川上の言葉に、俺たちは顔を見合わせる。


その後、病室へと入ってきた医師に状況を説明し


川上の精密検査が行われた。



医師の話によると、脳の方に特に異常はなかったらしいけど、頭を強く打った衝撃で記憶喪失になったらしい。


しかも、自分の名前以外全部。


それから俺たちは、6人で少しずつ川上の情報を伝え


退院後はQuizKnockとして今まで通り過ごしてもらうことにした。


日常の情報を忘れてしまっているだけで、何故かクイズは強いままだから


動画を普通に撮影することも考えたけど、それはやめておいた。



-1週間後-


川上が退院して、1週間が経った。


今は昼食前で、これから昼食を買いに行くところ。


伊沢「じゃあ、行ってくるから」


川上「行ってきます」


俺は、あの日みたいに川上と2人で、オフィスをあとにした。


何気なく信号を渡っていた時


何となく、嫌な予感がした。


俺が右へ視線を向けると、スピードを落とす気配のない車が1台。


伊沢「川上、危ない!」


そう叫びながら、俺は咄嗟に川上の右腕を引っ張った。


あの日と同じ目にあわせないために。


間一髪で俺たちは助かった。


その時


川上「はぁ、はぁ……!はぁ……!」


急に川上の呼吸が荒くなっていった。


伊沢「川上、どうした?大丈夫か!?」


俺がそう声をかけていると


川上の呼吸は次第に正常に戻っていき


川上「伊沢、さん……?」


俺の名前を呼んだ。


伊沢「どうした?」


川上「俺、事故にあって……」


何かを考えるかのようにそう呟いた。


事故にあったことって、俺たち川上に言ってないよな?


もしかして……


伊沢「川上、もしかして思い出した?」


俺の問いに


川上「はい……!」


川上は笑顔で答えた。


今までも何回かこの道を通ったけど、今回、あの時と同じような状況になって思い出したってことか。


伊沢「良かった……!俺たちみんな、めっちゃ心配したんだからな!」


川上「すみません。もう、大丈夫ですから」


伊沢「腕は治ってないけどな」


ちゃんと川上の記憶が戻って良かった。


伊沢「早く昼食買って、みんなに記憶が戻ったこと言おう」


みんなの喜ぶ顔が目に浮かんだ。



____________________________________

現実逃避あるふぁさん、リクエストありがとうございました!

こんな感じで大丈夫でしょうか?

また、リクエストよろしくお願いします(*^^*)

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琉智亜(プロフ) - 凛花さん» ありがとうございます! (2020年2月21日 19時) (レス) id: e44aaae991 (このIDを非表示/違反報告)
琉智亜(プロフ) - 凛花さん» ありがとうございます! (2020年2月21日 19時) (レス) id: e44aaae991 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 琉智亜さん» 了解です!承りました(*^^*) (2020年2月21日 19時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
琉智亜(プロフ) - 凛花さん» じゃあそれでお願いします! (2020年2月21日 19時) (レス) id: e44aaae991 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - 琉智亜さん» 全然大丈夫ですよ! (2020年2月21日 19時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凛花 | 作成日時:2020年2月4日 19時

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