体調が不良気味のようです【QK】-4-

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川上｢ん……｣


朝、カーテンから差し込む陽の光りが眩しくて目が覚めた。


川上｢はぁ……最悪｣


また今日が来ちゃった。



大学で講義を受け終わると、いつも通りの3人にいつもの場所に連れて行かれ


最早恒例となっている、地獄の時間が始まる。


暴言と共に飛んでくる手や足。


今日もまた首に手が伸びてくる。


もう、殺してくれよ……。


そうしてくれたら楽やのに……。


でも、結局意識が少し薄れるだけで


完全に死ぬことはなく


ただ、身体的にも精神的にも痛みが残るだけ。



痛みに耐えながらオフィスに向かうと、今日の動画撮影メンバーは全員揃っていて


福良｢30分くらいしたら、撮影始めるからね〜｣


伊沢｢は〜い｣


河村｢了解｣



動画撮影中もずっと放心状態で、全く活躍出来ず


余計に傷ついた。


いつの間にか撮影は終わってて


みんなが撮影部屋を出ていったあと、1人。


ふと窓が目に入った。


……良い方法があるじゃん。


本当に深くは考えず、ごく自然な流れで窓まで歩を進めた。


ガラッ


窓を開けると、風が中に入ってきて


俺の顔を掠めていく。


ここから飛べば、死ねるかな？


ここから飛べば、楽になれる……？


俺が足をかけようとした時


ガチャッ


伊沢｢川上ー何や……って川上！｣


最悪なタイミングで伊沢さんが入ってきた。


伊沢｢おい！何やってるんだよ、何があった？｣


俺は、伊沢さんに


大学でいじめられていること、その所為で自傷に走ったこと


いつの間にか死にたいと思うようになっていたこと。


俺が途中、いじめのことを思い出して


言葉を詰まらせてしまった時は


｢ゆっくりで良いよ｣と言いながら、優しく背中を撫でてくれた。


伊沢｢そっか……辛かったな。俺も、協力するから。少しずつ、リスカやめていこう｣


川上｢……はい｣

3→←精神系 / kwkm -§＊Futaro＊§さんリク-

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