体調が不良気味のようです【QK】-4-

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もうすぐで、次の駅に着く。


あと1駅我慢すれば、逃れられる。


僕には、そう思うしかなかった。


駅に到着すると、その手が離れた。


良かった。終わった……。


なんてことを思っていると、電車が動き始めた直後。


再び、同じ手が僕の太ももに触れる。


気持ち悪い。早く逃げたい。


でも、声が出ない。


そう思いながら耐えていると


｢この人、痴漢です！｣


そんな声と共に、僕の身体に触れていた男の人の手が掴まれた。


声的に男の人だし、しかもこの声、聞き覚えがある。


伊沢｢僕の知り合いに何してるんですか！｣


山本｢……伊沢さん｣


伊沢さんの声に、周りにいた人たちの視線がこっちに集まる。


男の人は、伊沢さんに掴まれた腕を振りほどこうと必死に動かしているけど


普段から鍛えている伊沢さんの腕力に敵わないのか


一向に振りほどけない。


そうこうしているうちに、僕たちが降りる駅に到着し


男の人は、駅員さんに連れて行かれた。



2人でオフィスまで行き、僕はそのまま伊沢さんと仮眠室へ


伊沢｢山本。大丈夫だった？｣


山本｢……大丈夫ですよ？｣


本当は全然大丈夫じゃなかったけど、こっちの方が僕っぽいし。


伊沢｢無理しなくて良いんだよ｣


山本｢無理なんか……｣


伊沢｢本当に、無理してないの？｣


そんな聞き方、ずるい。


山本｢怖かった……。僕、男なのに。痴漢されるなんて考えたこともなくて、叫びたいのに声も出なくて。本当に、怖かったです……｣


伊沢｢うん。怖かったな。よく、あそこまで耐えたな。山本は頑張った｣


山本｢伊沢さん……。ありがとうございます……！｣


どう対処したら良いか分からなくて、声も出ないしどうしようもなくて


伊沢さんがあの時、助けてくれて、本当に良かった！



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マスカットさん、3度目のリクエストありがとうございました！

私、痴漢のお話を今まで書いたことも読んだこともなかったので

語彙が乏しくて申し訳ないです……。

よろしければ、またリクエストよろしくお願いします(*^^*)


追記

44,000Hitを突破しました！

更に、お気に入り登録者数が220人を超えました！

ありがとうございます！！


2020.1.30

拒食症 / ymmt -グデぱんださんリク-→←痴漢 / ymmt -マスカットさんリク-

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