2 ページ28
それから20分後には
他の3人も起きてきて、全員が揃った。
3人にも熱を計らせると、みんな熱が下がっていて
俺が無理して仕事しないように、ちゃんと見張ってたおかげかな？
体が怠いような気がするけど、気の所為だと思うことにしよう。
須貝｢全員、熱が下がって良かったね｣
福良｢本当に、須貝さんのお陰ですよ｣
渡辺｢ありがとうございます｣
そこから30分くらい、全員で雑談をしていた。
体の怠さは、どう考えても酷くなっていて
無視をしたくても出来ない程だった。
伊沢｢……須貝さん？｣
須貝｢ん？｣
伊沢が心配そうな顔で俺を見た。
伊沢｢須貝さん、もしかして体調悪いですか？｣
須貝｢いや、そんなこと……｣
俺が言い切るよりも先に、伊沢の手が俺のおでこに触れた。
伊沢｢熱い……｣
河村｢え、熱あるの？｣
伊沢｢はい｣
山本｢僕たちが熱出したからかな？｣
川上｢俺たちのが移ったんですかね｣
俺、身体は強い方だし、そういう訳でもないと思うんだけどな……。
一気に6人の看病を1人でして、流石に疲れたのかな。
俺は、1時間ほど前まで7人で寝ていた仮眠室に寝かせられた。
熱を計ると38度4分で、そこまで高くないけど
数字で見ちゃったから、さっきよりも余計にしんどくなってきた。
福良｢須貝さん、寒いですか？暑いですか？｣
須貝｢寒くはない、かな……｣
別に暑いわけじゃないんだけど、寒くもない。
福良｢じゃあ、もうあんまり熱は上がらないか｣
渡辺｢冷えピタ貼りますね｣
こうちゃんの手によって貼られた冷えピタが、今の俺には心地よかった。
俺が熱を出した所為で、結局今日も全員で泊まることになった。
いや、俺はいいって言ったんだよ？
だけどみんなが、｢何言ってるんですか。熱がある人を、1人置いて帰れる訳ないですよ｣とか言って、泊まることにしちゃったんだよね。
7人で寝るのって結構狭いんだよ？
絶対、自分の家に帰った方が健康的だって……。
なんて言ったって、聞く耳を持たないんだろうな。
そして今日も始まった、寝る前の雑談タイム。
頭がボーッとして、あまり考えることが出来ないから
話に入ることは出来ないけど
聞いてるだけでもめっちゃ楽しかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 261人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛花(プロフ) - ぬぅくんさん» 私の文才は無いとかの次元を余裕で超えてますからね！？マイナスですよ、マイナス！こんなの誰かに渡すなんて｢分ける｣ではなく｢押し付ける｣に該当しますよ！私はどうしてこんなに文才がないのか……。理由ははっきりしているんですけどね！文才が欲しいです (2021年3月9日 20時) (
レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
ぬぅくん(プロフ) - 凛花さん» 文才ありまくりだと思いますよ？！僕の文才いります？！中和されてちょうど良くなるんじゃないですか？！？だって僕の文才皆無ですもん！ (2021年3月9日 20時) (レス) id: 5d3eeec239 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ぬぅくんさん» 良いんですか？本当に泣いちゃいますよ？私は文才皆無な人間ですよ！？私のマイナスな文才を分けてしまったらぬぅくんさんの文才まで減ってしまいますからね！！？私も文才が欲しかったです……。 (2021年3月9日 20時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
ぬぅくん(プロフ) - 凛花さん» え、泣いてください(は？)てかもう文才ありまくりなので少しくらい分けて欲しいんですよ！！！？ (2021年3月9日 19時) (レス) id: 5d3eeec239 (このIDを非表示/違反報告)
凛花(プロフ) - ぬぅくんさん» Part3にコメントなんて珍しいことが起きるな……と思ったら、めっちゃ嬉しいこと言って下さっているじゃないですか！泣いていいですか？最近、本当に続けていって良いのか考えていたので、本当に嬉しいです！ありがとうございます(*^^*) (2021年3月9日 18時) (レス) id: 322dd9cdae (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：凛花 | 作成日時：2019年12月26日 22時
