体調が不良気味のようです【QK】

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その後も、頑張って記事の方に集中して、痛みを紛らわそうとしてるけど


足の痛みはどんどん強くなっていって、それを許してくれない。


伊沢｢こうちゃん、大丈夫？｣


不意に肩を叩かれ、振り向くと同時に聞こえてきた、伊沢さんのそんな言葉。


｢眉間に皺、寄ってるよ？｣と続ける伊沢さんは自分の眉間を指さした。


俺、そんなに険しい顔してたの？


無意識だったわ。


これは……言うしかないか？


今"大丈夫"って言ったって、きっと信じてもらえないだろうし。


渡辺｢実は……｣


俺がオフィスに来るまでに起こったことを話すと、伊沢さんは


伊沢｢ちょっとごめんね｣


そうことわりを入れ、俺のズボンの裾と靴下をめくった。


渡辺｢え……？｣


俺の足首は少し腫れていて、俺自身が1番驚いた。


伊沢｢福良さん、袋に氷を入れて持ってきてくれますか？｣


福良｢了解｣


伊沢さんは福良さんに指示を出すと


伊沢｢踏み外したあと走ってきたってことは、折れてはないと思うけど、最低でも5日間は安静にしてないと駄目かもね｣


俺の足首を見ながら、分析までしてくれた。



福良｢はい、これ｣


渡辺｢ありがとうございます｣


福良さんが持ってきてくれた氷の入った袋をありがたく受けとり、患部を冷やした。

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