体調が不良気味のようです【QK】

2 ※少し嘔吐表現有り ページ33

やば……。


さっきまでちょっとマシになってたのに、またお腹の痛みが強くなってきた。


伊沢｢いった……｣


川上｢伊沢さん、どうしたんですか？｣


伊沢｢お腹が……｣


｢痛い｣その言葉を発するより先に


伊沢｢うっ……！｣


急な吐き気がやってきた。


急いでトイレに向かう。


伊沢｢う……ウェ……！オェ……！オェー……！ゲホッ！オェ……｣


俺が吐いているあいだ


川上｢全部吐いちゃってください。大丈夫ですよ｣


川上は俺の背中を摩ってくれていた。



吐き気が一旦治まると


川上｢伊沢さん、立ちますよ？｣


川上が支えてくれて、執務室に戻る。


須貝｢水、脱水になっちゃいけないから。ゆっくりでいいから飲みな？｣


須貝さんから差し出されたコップを受け取り、ゆっくりと飲み干した。


須貝｢伊沢。病院行こうか。俺、連れて行ってくるわ｣


渡辺｢お願いします｣


俺は須貝さんに連れられ、病院に向かった。




診察を終え、薬をもらってオフィスに戻る。


結果は胃腸風邪だった。


川上｢おかえりなさい。どうでしたか？｣


須貝｢胃腸風邪だった。とりあえず、一応感染症だから、マスクつけよう｣


渡辺｢そうですね｣


川上｢伊沢さんには仮眠室で休んでもらうとして……｣


渡辺｢誰が看病しますか？｣


伊沢｢別に看病なんていいのに……｣


みんな仕事があるんだし。


川上｢看病はしますよ。当たり前じゃないですか｣


当たり前……なのか？


川上｢俺が看病しますよ。記事ももう殆どできてるんで｣


須貝｢じゃあ、川上にお願いしようかな。頼んだぞ｣


川上｢はい。……伊沢さん、行きましょうか｣


伊沢｢うん｣


今はお腹の痛みは、ひとまず落ち着いてるんだけど


如何せん熱が高いから、頭がボーッとする。


いつのまにか、布団で寝ている俺の周りには


吐き気が再来したとき用の袋や、水などが置かれていた。

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