体調が不良気味のようです【QK】

3 ※少し嘔吐表現有り ページ23

開けたところから漂ってくる、菓子パンの香り。


あ、無理だ。


俺は菓子パンを机に置き、トイレに走る。


ガチャッ！


河村｢オエッ！ゲホッ！ゲェ……！｣


何も食べてないから、水分を摂るために飲んでいた微量の水しか出てこない。


俺がトイレに着いてから数十秒後。


俺の背中を誰かの手が摩っていた。


川上｢しんどいですね。焦らなくていいですから。治まるまで吐いちゃってください｣


川上は、俺の嗚咽が聞こえなくなるまで、ずっと摩ってくれていた。



川上と2人で執務室に戻る。すると


渡辺｢河村さん、すみませんでした｣


福良｢河村、ごめんね｣


突然、謝られた。


河村｢え？何で謝るの？｣


福良｢俺たちが、2ヶ月くらい前に"太った？"なんて言ったから、ダイエット始めたんでしょ？｣


伊沢｢俺たちがあんなこと言わなければ、河村さんが拒食症になることもなかったのに｣


河村｢うん、まぁ、言われたのがきっかけではあるけど……。俺、拒食症なの？｣


ただ痩せたいって、思ってるだけなんだけど……。


川上｢身体が食べ物を拒否してるってことは、ほぼ間違いなくそうでしょうね｣


まじか……。


ダイエットしてたら、病気になってました！なんて

笑いたいけど、笑えないね。


川上｢ちゃんと、治しましょう｣


山本｢僕たちもサポートしますから｣


そんな言葉を言ってくれて


いつもより頼もしく見えた。


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凛花です！

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2019.12.7

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