体調が不良気味のようです【QK】

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冷凍庫の中にある氷を取りに行こうと、キッチンに向かってる最中。


川上｢おっと……｣


壁に寄ってて良かった……。


急に目眩がして、倒れそうになった。


危ない危ない。


早く氷を取りに行かないと。


そう思う俺の気持ちとは裏腹に、視界はどんどん歪んでいく。



……やばい。


そう思ったときには、もう身体が斜めになっていて


いつの間にか意識は途切れていた。




川上｢ん……｣


うっすらと目を開けると、電気の明かりが目に入って眩しい。


窓を見ると、光りは入ってきてなくて、今が夜だということを悟った。


ここは……仮眠室？

丁寧に敷かれた布団に寝かせられていた。


ガチャ


ドアの開く音が聞こえ、そちらに目をやると


河村｢あ、起きた？｣


河村さんが入ってきた。


河村｢川上、倒れたんだよ？覚えてる？｣


倒れた？……確かに、身体が傾いていく感覚はあった。


川上｢はい。覚えてます｣


河村｢急に大きな音がして、何だ？と思ったら倒れてるから、びっくりしたんだよ？｣


申し訳ない……。


川上｢すみません……｣


ガチャ


再びドアが開く音がして、そちらを見ると


伊沢｢川上ー……。あ、起きてる。｣


伊沢さんが静かに入ってきた。


伊沢｢ごめんな。全然気づけなくて｣


川上｢伊沢さんが謝ることないですよ｣


福良さんの看病で忙しかったし。



伊沢｢とりあえず今は、ゆっくり休めよ？｣


川上｢はい。ありがとうございます｣


伊沢さんは福良さんのところに戻っていった。

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