ポニーテールの女の子 (ページ3)

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第２話ページ3

どうもAです。今そのみゆきちゃんに会いにラーメン屋に来ています。

達也「ここで待つ合わせだ」

達也という人は私の前に座ると、タバコを出した。

『…吸うんだ』

当然だ。不良だし。ついでにお酒も飲むんだろうな。

ちなみに席順はこうだ。

森木隆⤵

ルパンワン公
⬇ ⬇
A 達也
⬇
ヒロシ

達也くんの隣にはみゆきちゃんが入るらしい。

『ねぇ、みゆきちゃんって、』

森木「達也の彼女だよ」

『…え？』

ショック…。実は私、会った瞬間から達也くんの事が好きだったのだ。

ルパン「あれ？なんかガッカリしてない？」

『しっ、してないよ！今のは…今のは…』

何て言おうか迷った。うまく答えられない私に視線の雨が注がれる。特に達也くんは目を大きく見開

いてジッと見つめていた。

『その…と、とにかく！ガッカリするわけないよ！私も別に好きな人いるし！』

ワン公「え！？嘘誰！？！！」

森木「テメェがガッカリしてんじゃねぇよ！」

私は心の中で強く願った。

【みゆきちゃん、早く来て！！！】

ガラッ！！

みゆき「わぁ！あなたがAちゃん？」

まるでその願いが届いたかのようにラーメン屋の戸が開かれた。

『わ、、、可愛い…』

女の私でもわかる。この子絶対モテるわ。

みゆき「私３年２組のみゆき！よろしくね！」

『よ、よろしくおねがいします！』

みゆきちゃんは私の手を取ると、ブンブンと上下に揺らした。

みゆき「ていうか、もう５人と馴染んだの！？」

『…え？あ、馴染んだというか…喋りやすくて』

私がそう言うと、ヒロシくんが言った。

ヒロシ「じゃあさ、俺らのグループに入れば？」

達也「…そうだな、女だけど強そうだし」

なんか話進んでない？？？

『無理だよ、私人生で１回も喧嘩したことないもん』

でも、友達が欲しい。みゆきちゃんと…私はみんなと友達になりたかった。

『ねぇ、友達っていうのは…あり？』

ワン公「それならいっそのことグループ入れよ！俺が守ってやるから！」

うん。ごめんね全然ときめかない。

森木「何言ってんだ守るのは俺だ」

ヒロシ「いや俺！」

なんか、始まった。隣で３人が喧嘩しているのは無視した。

ルパン「そういえばさ、ずっとみんなの事君呼びだけど、呼び捨てでいいよ」

『あ、、、うん！！』

なんか、嬉しかった。