誓い【ブラッククローバー】 (ページ24)

今日:9 hit、昨日:2 hit、合計:13,281 hit

・ページ24

・

まずはアスタから。ということで儀式という名の試験のようなものが始まった。

どんな手を使ってもいいからイカつい輩ことマグナさんの攻撃魔法を防ぐか避けるかできれば晴れてここの団員に認められるらしい。

二人続けてで大丈夫なのかなんて心配してたけど、「チンチクリン二人は俺一人で十分」とのこと。

…舐められてるね、完全に。まぁ、仕方ないか下民だし。なんて思う。

でも、勝たなくちゃ魔法騎士のローブがもらえないってことは魔法騎士として認められてないということである。

勝たなければならない。否、勝つというより避けられればいい。それだけのことだ。

よし。アスタが先だから対マグナさんの戦略が練れる。

ぱっと見、マグナさんの魔力は私よりも少なく感じる。

さてどう戦うのだろう。

「行くぞォーー魔導書構えろクソチビーー！」

「いらっしゃいませ先輩ィィ」

「炎魔法爆殺轟炎魔球」

マグナさんが放った魔法は私と同じ炎魔法。炎の種類は違えども同じ属性だ。

小さな赤い炎の球がアスタめがけて飛んでいく。

…いつもみたいに切ったらぶつかるなぁ。アスタはどうするんだろう。

当たる。その瞬間アスタは剣の背で跳ね返した。

あんなことできたんだ。便利。
てか、前に一緒に戦った時にでも教えてくれたらよかったのに…

ところであのマグナさんはというと、アスタに跳ね返された自分の魔法をくらっていたが、大丈夫なのだろうか…？

「やるじゃねーかアアアアア！！！」

ピンピンしている。むしろアスタを称えてる。なんというか、えぐ。

アスタは無事にローブをゲットできたみたい。

次は私の番。マグナさんはアレを防いだことで魔力の残りは多分少ないと思われる。

炎の球も初見じゃなくなったし、見切れない速さじゃなかった。大丈夫だ。勝てる。

『マグナさん、次お願いします…！』

「おう！！かかってこ「えー次は僕とやろーよ！」」

「『え』」

「それじゃあ洗礼の儀２をやろう僕とやり合うっていう」

「まあ、俺も魔力残り少ないしな！」

…ええええぇ