誓い【ブラッククローバー】 (ページ18)

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そんなこんなで試験は終わり所属できる団の審査が始まった。

どうやら番号の呼ばれた受験生の入団を望んでくれる各団の団長さんが挙手してくれるらしい。

挙手された団に入団するか否か、また複数重なった場合は受験生の意思が尊重され自分で選べるらしい。

逆にどこの団長にも挙手されなかった受験生は入団できないという仕組みだそうだ。

1番から順に審査が始まった。

私の番号は163番。まだまだ先みたいだ。

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「挙手無し」
「紫苑の鯱」
「紅蓮の獅子王」
「挙手無し」
「挙手無し」

入団が認められる人もいるものの入団できない人も方が圧倒的大多数だ。

私が入団したい団はもちろん金色の夜明けだ。

次の魔法帝の最有力候補とも言われるあの仮面の団長の元ならどこよりも早く強くなるかもしれない。

魔法帝になりたいわけじゃないけど

可能性があるなら最善の道を行くために金色の夜明けに入団する…！

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まだまだ先だったはずが、ついに前の番号が呼ばれ、次は私のだ。

ほのかに震える手を感じ今、自分が緊張しているのだと自覚する。

入るんだ。金色の夜明けに。最強の団に…！

「163番。前へ」

促されて前へ立つ。

やるだけやった。多分…大丈夫。

「おおおおぉ！」
「アイツ下民のだよな！？」
「…あんな下民に挙手があるなんて！？」

ざわつく周りに顔をハッと上げて挙手された団を見る。

左から珊瑚の孔雀青の野薔薇紅蓮の獅子王黒の暴牛

金色の夜明けは

_____なかった。