山田少年の復讐【決死行編】

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涼介side







そこにいたのは、俺が罪を着せられた犯人の、道場龍だった。









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龍「…金田一さんに謝ろうと思って。」


涼介「…よせよ。」









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今さら。

何が言いたいんだよ









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龍「僕…12年間、洞窟に閉じ込められてたんです。…まあ、言い訳は出来ませんけど。ごめんなさい」



涼介「…だからあいつらに復讐したのか？」


龍「…はい。でも、気付いたんです。









僕が望んでたのは、"普通の暮らし"です。」









普通の、暮らし…









俺の中の何かが動いた。









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龍「金田一さんも、そうなんじゃないんですか？









金田一一として普通に、何事も無かったかのように生きたいって」









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図星だった。









涼介「…何で知ってんだよ。」

龍「高遠から聞きました。」









龍「金田一さん…貴方には道を外して欲しくないです。




僕みたいに…」









そう言い残して、去っていった

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