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第二十六訓  ヅラは意外と格好いい ページ29

Aはサッ、と
咄嗟に近くの物置の陰に隠れ、

2人の様子を見ていた。


「こんな所で1人で見廻りとは・・・
少々不用心ではないですかな?」



ヅラがイラッとくる口調で言う。



「ここは攘夷志士のふきだまり。
・・・その首を狙う者も少なくないでしょうに」




銀さんは気付いて居ないが、
後ろに攘夷志士と思われる人達が数え切れないほどいた。


「わ・・・悪いが今てめーらに構ってる暇はねェ、

そこをどけ、今回だけは見逃してやるぜ、ヅ・・・桂」






「おやおや、真選組副長ともあろう方が。

これだけの攘夷志士(てき)を前にしてそれを捨てておくとは。



・・・・・・あまり、幻滅させないでくれ」




そう言い、ヅラは腰からゆっくりと剣を抜いた。



そして
「江戸の治安を護るのが

貴様ら警察の役目であろうがァァァァ!!!!!!!」



銀さんに向かって走り出した。


「待て待て待て!
ヅラぁぁぁぁ!!!!!!!」


銀さんがそう叫ぶもヅラには聞こえていないのか、

白目を剥いたまま襲いかかる。




「ぎ、銀さんんんんんん!!!!!!」





ついAはそう叫んでしまい、

ハッとなる。




そのまま銀さんに剣が・・・・・・








ではなく、銀さんの後ろにいた攘夷志士に
ヅラの剣が振り下ろされる。



「全く。これではどちらが江戸を護る者か解らんな」


一瞬にして銀さんの後ろの景色が
開け、綺麗な青空が見える。


「・・・ヅ・・・ラ・・・?」



状況の読めない銀さんがそう言うと、








「ヅラじゃない







万事屋三番隊隊長、
桂小太郎だ」






「えええええええええええええええええ!?」



思わずAの叫びが漏れる。




「A!馬鹿、お前ッ・・・!」


銀さんがそう言ったとほぼ同時に





「おや。これはこれは。


Aではござらんか
探していたぞ!


あれ、そう言えば先程、そなたの声が聞こえ気が・・・



確か『銀さん』と呼んでいたな。



銀時がいるのか?」








ヅラに隠れていたことがばれ、

もっとややこしい事になる、


そうAは直感した。




***

第二十七訓  銀魂の一番くじ、皆さんやりましたか?→← お知らせですよォォォォォォォ!!!!



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神楽っちょ - かつら〜o(^▽^)o (2014年6月5日 21時) (レス) id: cd1f88c7f2 (このIDを非表示/違反報告)
StrahlRose@杏樹(プロフ) - 無介さん» 私はヅラ目当てでやりました(( 銀さん当たるなんて思ってなかったですからねw もう一回チャレンジです!!3回目で当たりました!! (2014年3月24日 17時) (レス) id: b081c13297 (このIDを非表示/違反報告)
無介(プロフ) - 一番くじ、私もやりました!高杉目当てだったのですが、当たらず・・・(泣) (2014年3月23日 10時) (レス) id: 22af2f5fcc (このIDを非表示/違反報告)
OJ<謎の人> - でも大体わかる (2014年3月17日 17時) (レス) id: 84f8591211 (このIDを非表示/違反報告)
StrahlRose@神田&土方廃(プロフ) - OJ<謎の人>さん» しゅっしゅーはしゅっしゅーです (2014年3月14日 8時) (レス) id: b081c13297 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のぎ | 作者ホームページ:ない  
作成日時:2014年2月11日 13時

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