【銀魂】見た目は違っても、心は＿＿＿＿【入れ替わり】《多分土方オチ》

第二十二訓　　トシのデレは絶対かわいい ページ23

【土方 side】


「大丈夫？トシ？」



Aは俺(見た目は銀さん)を支えながら、
源外のジジィの所へ向かっていた。



「あァ。なんか、すまねェな…A…」



俺はAと歩きつつ、


あることを考えていた。



『俺は、笑ってるてめェが好きなんだ』








先ほどの会話で、俺はそう言ってしまっていたのだ。






俺、何言ってんのォォォォォ！？


ていうか何でこんな事言ってんだ俺はァァァァァァァ！？





頭の中でシャウトし、
冷や汗が次々と流れる。





途端に、隣にAが居ることが恥ずかしくなり、


ばっ、とAから離れる。





「…？どうしたの？トシ…？

顔、赤いよ？

……もしかして、風邪引いた！？」



Aは
俺が川に落ちたときに濡れた髪を
軽く掻き上げ、
俺のおでこを触った。



「…！？やめろッ！」

俺はつい、咄嗟にAの手を払った。




「…？トシ？」


Aが不思議そうに小首をかしげた。



「……御免、今のは俺が悪かった。すまねェ」



そう俺は言い、顔を背けた。






「なんか、御免、トシ…」





Aはそういい、しょんぼりと顔を下に向け、


ため息を吐いた。




隣で歩く、
そんなAを見ていると、



俺は何をしてるんだろう、



そう思い、自分が情けなくなった。







そして、そう思うのと同時に、


俺はとある事を考えた。





＿＿＿＿＿＿＿＿＿もしかしたら、俺はAが…






少し火照る顔を隠し、


「…ぜってェに、そんなこと、ねェ……」





そう言って、自分の気持ちを押し切り、


無理矢理、心の奥にしまい込んだ。




＊＊＊

第二十三訓　　源外さんは「〜の字」って言うのには理由がありそう→←第二十一訓　　はァ、シリアスとかホント無理っすわ

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