38.早朝コンビ ページ40
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苗木を植えて次の日の早朝、言われた通り水をやりました。見たところ昨日との変化はあまり感じられません。本当に二ヶ月で生長するのでしょうか。
記録をノートに綴りその上に苗木の絵を描いた。昨日の絵と見比べたがあまり変わっていない。まあ一日目で豹変されても驚く。
ささっと三分程で描き終わり絵日記用のノートを閉じた。鞄に入れ、
ひっそりとしている道を歩き続け教室の扉に手をかけた。しかし、ガシャンッと音を立てるだけで開かない。あ、と声が漏れた。鍵がかかっている。
ため息をこぼした後、職員室に向かおうと踵を返した。その時、階段から誰かの足音が聞こえた。コツン、コツンと徐々に近付いてくる。薄暗い中響く足音に気を張ったが、見知った姿を確認し肩の力がふっと抜けた。
正体はカルエゴ先生だった。右手には鍵を持っている。
「忘れているぞ」
「わざわざ…ありがとうございます」
肩を竦めて謝罪をすると、先生はそのまま鍵を挿して扉を開けてくれた。もう一度ありがとうございますと礼を言い入室する。
むわりと空気が変わり部屋に留まる微かな気持ち悪い悪臭が鼻を掠める。思わず眉をしかめた。
「…臭うか？」
顔を見られていたのだろう。思わず先生の方を見るとこちらにじっと目を向けている。
「まぁ、はい」
鋭い眼力から目を逸らして答えると先生はそうか、とだけ呟き教卓に腰を下ろした。彼は生徒の名簿らしき物に何かを記しだした。
「何だ？」
視線に気が散ったからか急に手を止め聞いてきた。
「いえ何も…」
特に何も考えずに何となくただ見ていただけだったので素っ気なく返してしまった。スっと視線を逸らして初日と同じ席に着き重たい鞄を机に下ろした。
紙をめくる音と何かを書き記す音だけが教室に響く。そんな気まずさに耐えられず先生に会話を投げかけた。
「出勤時間、随分早いんですね」
先生は手こそ止めなかったが答えてくれた。
「あぁ。問題児共の資料の処理が追いつかんでな…実に腹立たしい」
「…すみません」
「だかお前の資料纏めは幾分か楽だったぞ。内容が内容だ」
“災難だったな”
そう言われた時、先生が名簿から顔を上げ目が合った。無性に照れくさくなり思わず鞄をぎゅっと握りしめた。
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qcn3BbinP64p217(プロフ) - はわわ！コメントとリクエストありがとうございますぅ〜！！私も楽しんで頂き光栄です！ロビン先生いいですよね〜すごく。私も好きです。恋愛、頑張って挑戦してみますね！遠い道のりにはなると思いますが、今後ともよろしくお願いします！ (2022年11月15日 19時) (
レス) id: 99b06f7795 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちは！！ 面白すぎる、、またロビン先生との絡みも見てみたいです！！（できれば恋愛で）すいません、、、後シュチュエーションとかは作者さんのお任せで、、 (2022年11月15日 17時) (レス) @page47 id: 4bcda9126d (このIDを非表示/違反報告)
qcn3BbinP64p217(プロフ) - 猫さくらもちさん» コンメト、及びリクエストありがとうございます！男子組ですね？了解しました。どの部分で登場させようか悩んでいたので嬉しいです！初心者ではございますが、引き続きご声援の方よろしくお願いします。 (2022年7月21日 8時) (レス) id: 99b06f7795 (このIDを非表示/違反報告)
猫さくらもち - リクエストです！ジャズくんやリードくん、カムイくんなどの男子組と絡ませて欲しいです！これからも更新頑張ってください、応援してます！ (2022年7月21日 7時) (レス) @page43 id: f692ce80b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お茶漬けモドキ | 作成日時：2022年5月24日 23時
