雪の降る冬君と別れ〜そしてまた君と出会った〜

29話 ページ30

〜All side〜

しばらく外で待っていると



海人)「入っていいよぉ〜！」


紫耀)「行こっか。」

そう言って手を差し伸べてくれる。

本物の王子様みたい。

A)「うん。」

手を繋いで中に入ると…


‘‘祝 再会 紫耀&A’’

と書いてあるいかにも手作りです！
って感じの横断幕が壁に貼ってあって…

たくさんのお菓子が机の上に置いてあった。


廉)「すごいやろ〜」

海人)「俺たち頑張ったよ！」

A)「えっ…みんなありがとう…！！」

岸)「あ、俺たちは初めましてだね。」

紫耀)「自己紹介したら？」

岸)「だな！岸優太っす！」

玄樹)「岩橋玄樹だよぉー！」

勇太)「神宮寺勇太です！」

A)「はじめまして。AAです。」

紫耀)「みんな、すごいねこれ。」

海人)「でしょ！？紫耀とAの再会を祝って！」

廉)「パーティーしまーす！！」


イェーイ！！

なんて言いながら飲み物やらなんやらを用意始めるメンバーさん達。



紫耀)「なんかごめんね？でも、よければ付き合ってもらえない？」

A)「んーん。勿論！私たちのためにしてくれてるんだもん！」



廉)「お、昔みたいに普通に話しとるやん！」

海人)「ほんとだぁ〜仲良しさんに戻った！」

紫耀)「仲良しさんじゃなくて、俺の彼女さんだけどね？」

A)「ちょっ…！」

そんな恥ずかしいことをさらっと言えてしまう紫耀はすごい…

岸)「寄りも戻せたのか！！よかったな！紫耀！！」

玄樹)「じゃあこのパーティーは再会パーティーじゃなくて…！！！！」

勇太)「寄りを戻せたことを祝う…！！！！」

海人)「パーティーだぁー！！！」



なんだろう…このメンバーさん達。

さっきまで舞台でかっこよかった人たちなのに…

すごくはしゃいでいる、ちょっとかわいいイケメン…



紫耀)「もう！うるさーい！！早く食べよ！？」

海人)「紫耀もうるさいよ！」

A)「紫耀声でかい。」




岸)「準備できたからパーティー始めるゾォー！！！」


岸くんの声を合図にパーティーが始まった。

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