カウントダウン４５。 ページ2
雨の日。
私はどこかうろついているのだろうカルマを
渚くんとお喋りして待っていた。
渚くんは…なんで帰らないのかな。
まぁ、聞かないけど。
渚「…雨、だねぇ…」
「そうだね。…はぁ、もう、雨嫌い…」
渚「そうかな？」
「そうだよ、それ以外なにがあるのさ」
そう言うと渚くんが軽く笑って
「好きな人も意外といるもんだよ？」
と言った。そんなもんかなぁ…？
少し不満げにしていると、
後ろから赤毛がひょこっ、と視界に入ってくるのが見えた。
「う”っ…びっくりした…」
カ「なんでー？というか、俺は雨、好きだよ？」
話聞いてたのか。
少し顔がひきつりながらも笑顔のつもりで
カルマを見つめる。
渚「カルマくんが雨好きなんて…なんか珍しい」
カ「うーん、“今日”の雨は好きかな。」
「…は？」
いつもの雨と何が違うのだろう。
正直な感想を口に出すと、カルマに
「何？唐辛子食べたいの？」と返された。
勿論辛いのは苦手だし食べたくないので渋々謝る。
カ「…じゃ、帰ろ。渚くんは？」
渚「僕は殺せんせーに聞きたいことあるから、まだ残るよ。」
あぁ、残る理由はそれか。
どうでもいい疑問があっさり解決してスッキリした。
カ「ふーん、よく頑張るよね」
渚「へへへ…」
「頑張ってね。って言うほどでもないけどね…
じゃ、バイバイ」
すると渚くんも小さく手を振って、「また“明日”」
と返した。
カ「バイバーイ」
そう言ってカルマはさっさと歩いて行ってしまう。
私はそのカルマの後ろを追いかける。
そうして渚くんとさよならした私たちは、
傘を指して一時間かかる山道を下り始めた。
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あうなの(プロフ) - pinoさん» やー嬉しい！そう言ってくれるのが一番嬉しいです！ (2017年6月26日 2時) (
レス) id: b3c9ec2f8d (このIDを非表示/違反報告)
pino - 何でだろ…めっちゃ泣ける (2017年6月24日 23時) (レス) id: f80496a521 (このIDを非表示/違反報告)
あうなの(プロフ) - その小説私も好きです！！これ書いてからその本読んだので似ててビックリしました…。真似てるつもりはないですよ！ありがとうございます！ (2017年6月4日 23時) (レス) id: b3c9ec2f8d (このIDを非表示/違反報告)
櫻井柚樹(料理)(プロフ) - 途中までしか拝見させて頂いてないのですが…、これ、『君が落とした青空』っていうお話の展開と少し似ています、ありきたりな文章だけでなく、私結構好きです！ (2017年6月4日 22時) (レス) id: 55ac526afb (このIDを非表示/違反報告)
あうなの - モモイルカさん» 泣いたんですか！？わわ、ありがとうございます！！びっくりです…！続編も頑張って更新していきます！ (2016年8月7日 16時) (レス) id: 1708a9b706 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あうなの | 作成日時：2016年7月23日 0時
