鎌三十振り ページ36
貴方side
「…失礼しまーす」
そーっと来派の襖を開け、私先導で部屋に入った
目に入ったのは頭に痛々しく包帯を巻いて寝ている蛍丸と、その隣に座り窓の外を眺めている明石国行がいた
明「あぁ、おはようさん。珍しいなぁ、みなさんおそろいで」
「おはよう。っていうか明石、寝てないのか？」
明石の布団は辺りには見当たらず、朝早くというのに戦装束は解いておらず、とても疲れている顔をしていた
明「ん、まあ、蛍が起きた時に備えてな」
そうやって蛍丸の顔にかかっていた髪を優しくどかしてやる
優しげな顔をしているが百人が見たら百人が休みなさい。と強要させるような疲れた顔だ
鶴「明石、蛍丸は俺達が診ているからお前は休め」
太「俺達もサポートするから明石さんは休んでなって」
鶴も貞も心配そうに見る
明「気持ちはありがたいけどあんさんたちこれから出陣やろ？そんな話をしてたのは聞こえとったで。自分今日は空いてますし、大丈夫ですよ」
うぅと二人が唸る。私も明石には休んで欲しいがいい方法が思いつかない
すると伽羅が、
大「…光忠に頼めばいい。あいつは今日は空いているはずだ」
といった
鶴と貞はというと、ナイス伽羅。というように目を輝かせ、親指を立ててグッ、としていた
そんな様子を見ていた明石はというと、クスリと笑い、
明「ほな、任せてもええですか？自分は本来、休むのが売りやからなぁ」
と言って笑っていた
鶴「じゃあ、いつもの様に朝餉は襖のとこに置いておく。光坊は朝餉が終わったら来るように伝えておくから。」
明「わかりました。手間かけさせてえろうすいまへんなぁ」
太「じゃあ俺達はみっちゃんの手伝いをしてくるぜ！」
「明石、ゆっくり休めよ」
明「そう念押しをせんでも自分は休みますよ。本来やる気のないのが売りやからなぁ」
お疲れ様。というように明石が手を振って見送ってくれる
私達も退出際に手を振り、そーっとまた襖を閉めた
その後は粟田口部屋、三条部屋などを周り、見回りを終えた
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凛音 - 続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (1月3日 16時) (
レス) @page37 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
鈴カステラ - コメントありがとうございます！確かに刀剣(？)なんですよ〜復帰したてですが、ガンガン更新していこうと思います！ (2018年3月14日 15時) (レス) id: 5ab2dfeb7b (このIDを非表示/違反報告)
弥勒 - おぉ〜刀剣女子(笑)伊達組との再開やら色々展開が楽しみです。更新頑張ってください！ (2018年3月14日 13時) (レス) id: 24182f5998 (このIDを非表示/違反報告)
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