【刀剣乱舞】ねぇ、私の事も愛してよ part2*

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「Aに、頼みたいことがあるんだけど、いいかな？」




私に頼みたいこと……？




長谷部にでも頼めばいいのに、どうして私なの？




どうせ、私なんか……。




「Aにしか頼めないんだけど……」




そんな言葉で私を使おうと思ってるの？



そんなか軽い言葉じゃあ私は傾かないのに。




「どうしても、このチラシに載っているチョコレートが食べたくて……。買ってきてくれないかな？」




先程、長谷部が部屋を出ていったけど、周りに聞こえてしまうことを警戒しているのか、小声で話しかけてくる。




「長谷部にでも頼んだらどうですか？あの方は主のことが大好きな刀ですし」




「だって、この前も加州に頼んで買ってきてもらったけど即刻バレて没収されちゃったし……。本当にAだけなの!!」




とかなんとか言ってお願いと言い続ける主さま。




私だから上手くいけるぜ、とでも思っているのだろうか？




「報酬があるのなら行っても構いませんよ？報酬があるのなら」




報酬の部分を強調して答える。




ただで行けと言われてもやる気は起きませんし、人に頼むくらいなら報酬くらいは用意してもらわないと困りますよね〜。




「あるよ!!勿論あるよ!!」




「何ですか？」




「……一日一個、私の隠し持っているお菓子を一緒に食べることの出来る権利」




「良いでしょう。て、どんなものを買ってきたらいいのですか？」




チラシと言うものの一部を指す主さま。




これくらいの大きさならいけるかな……？

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