【刀剣乱舞】ねぇ、私の事も愛してよ part2*

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そこに落ちていたのは手鏡というものだった。




よく主様や乱藤四郎さんが使っているのを見たことがある。




しかし、どうしてこんな何もない道に手鏡が……？




それにこの手鏡、どこかで……？





「この手鏡、確か主さんがもっているものじゃなかったかな？」




「えぇ、形が似ていますし、多分そうだと思います。しかし……」





「しかし？」





「普通、こんな道に手鏡が落ちているはずないのです。だって、主様は畑に来る何て滅多にないですから」




あの方はよく仕事をためにためて、長谷部と共に仕事をしている。




だから、ご飯を食べるときと、厠に行くときと、刀と話すときくらいしか部屋から出てこない。




「そうなったら、多分他の刀の持ち物だよね？」




う〜ん、と考え込む堀川さん。




私は手鏡をまじまじと見つめていた。





何か、何かが頭の隅っこの記憶にこびりついている。




思い出せない。




思い出せない。




思い出せない。




思い出せない。





何故？




何故？





ただ単純にわすれてしまっただけ？




それとも、思い出してはいけない記憶だから？





「……？気分でも悪いんですか？」




「えっ？そ、そんなことないですよ!!」





「でも、本当に気分が悪いんだったら戻らないと……」





「いや、本当に大丈夫ですから!!」





「……そうですか。ならいいですけど。ところで、こんな手鏡を桜華さん持っていませんでしたか？」




……？




あ〜、そう言えばそうだったような……。




確か、主様に貰った!!とか言っていたような……。




……主様？

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