【刀剣乱舞】ねぇ、私の事も愛してよ part2*

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部屋で報告書を書き上げていると、Aの声がした。




見習いがやって来たのだろうか？




「失礼します」




「失礼します!!」




一見、可愛らしい、良い子に見えるかもしれない。




しかし、そんな子だからこそ、裏表が激しいのだ。




今ここで彼女の本性を探ってみたいけれど生憎私にはそんなこと出来ないわけで。




取り合えず、話でも聞くか。




「初めまして。私がこの本丸の主の摩耶です」




「見習いの志紀です。これからお世話になります。……所で少し摩耶さんとお話をしたいのでAさんは席を外して頂けるかしら？」




「あっ、はい」





そう言って、部屋から出ていくA。




こいつ……隠れてAの手を握っていたにも関わらず名前まで呼んで……!?




兎に角、これは許されることでは無いな。




「所で話とは？」




私が考えていたことを悟られないよう、普通を装う。





「……では、ストレートに言いますね。Aさんを私の仲間にしても？」





「えっ、無理。何言ってんの？」






あまりのことに口調が可笑しくなってしまった。




仲間……つまり私との主従関係を切り、彼女との主従関係を結ぶ……と言うこと。






「ま、そりゃそうなりますよね〜。でも、何がなんでも私は必ず彼女をゲットしてみせますので」





見習いはそう言い残して部屋から去っていった。

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