気が付けば悪女と一緒に転生していたわけで・・・

ネガティブな感情 ページ13

ニンゲンなのに一人ぼっちじゃ死んじゃうよ。

　 お金も、友達も居ないのに・・・。

　 でもグリルビーズのみんなには迷惑かけられ無いよ。

　 はぁ、このまま一人でのだれ死ぬのかなぁ。

？ 「クク、見ない顔だな」

　 誰か来た？

　 生憎今落ち込んでるからテンションあげられないよ？

　 あ、邪魔ってことか。

　 『すみません、お邪魔でしたら今・・・』

　 ナイトメアさん・・・・。

　 こういう時に出会いたくないランキング上位に入るよ、ホント。

　 なにか言われる前に早く退こう。

ナイ「おい、止まれ。」

　 『あ、はい。』

ナイ「お前、今最悪な気分だろ？」

　 『まあ。』

　 最悪と最高が混ざって複雑。

　 本当はナイトメアさんに会えて最高なはずだけど状況が状況だからなぁ。

ナイ「アイツが憎いよなァ？」

　 多少はね。

　 でも、こうなったからには恨んでも意味ないから恨まないけど。

　 それでも花音さんが居なければ・・・。

　 とか思っちゃうんだけどね。

ナイ「お前の様なヤツを待っていたんだ。」

　 『と言うと？』

　 ナイトメアさんが跪き、私の手を取る。

ナイ「俺と一緒に来てニンゲンに復讐しよう。」

　 『私も人間ですが・・・』

　 私は困惑の表情を浮かべる。

　 彼はニンゲンに協力なんてしないはず。

　 じゃあ何故私なんかに声をかけたのか。

ナイ「お前は別だ。ネガティブの量が半端じゃない。」

　 『それはさっき・・・』

　 ぐうぜん不幸な事が起こったから。

ナイ「良いじゃねえか、偶然で。」

　 『ですが・・・』

ナイ「いいから早く決めろ、暇じゃねぇんだ。」

　 『・・・。』

　 復讐、かぁ。

　 でもきっと、暴力なしに解決する方法があるはず。

　 原作でもPルートがあるように。

　 私も平和主義者になれるはずだ。

　 だからそれまで、彼の力を貸してもらおう。

　 『これから、よろしくおねがいします。』

　 ナイトメアさんは口角をあげた。

ナイ「ああ、じゃあついてこい。」

ちょっと解説入ります(読み飛ばし可能)→←花音さんの策

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