・ ページ4
―――――頭が痛い。
ずっと寝ていたのだろうか、体がだるいような気がする。
まだ、目が覚めたばかりで意識はあまりはっきりしていない。ぼやけた視界がどんどん鮮明になっていく情報でなんとなく猫耳の…フェリーンという種族の少女とウサ耳の…コータスと呼ばれる種族の少女たちがこちらを見て慌てたり、安心したように胸を撫で下ろすのが見えた。
ここはどこなのだろうか？彼女たちは…。
起き上がろうとしたナナシにフェリーンの少女が「起きちゃ…」と制止しようとしたその時。
視界に白い閃光が走る。体中が酷い痛みを訴えていた。
「安静にしていてください。まだ身体が完全に安定したわけではありません。」
起き上がっただけで、今にでも倒れてしまいそうなナナシの体をフェリーンの少女が支える。
フェリーンの少女に支えられているナナシの顔をコータスの少女は心配そうにまた不安そうにのぞき込んだ。
「君たちは？」聞こうと開いた口から飛び出たのは言葉ではなく、咳であった。
ゴホッゴホッと咳き込むだけで、まともな音も出せない。
見かねたフェリーンの少女がナナシの背中をさすった。
数十秒もたたないうちに咳は収まった。もう一度、ナナシは口を開いた。
「君たちは……一体？」
「えっ―――ドクター、―――……！」
ナナシの言葉に戸惑うコータスの少女は一度、悲しそうな顔をした後。
「私はアーミヤといいます。」
「あなたを助けに来ました。」
助けに…？
アーミヤと名乗った少女の言葉にナナシはきょとんと首を傾げた。
「…私は…？」
「あなたは……。」
「私たち「ロドス」の一員です。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
菊春 - 二次元にトリップしたい人間 ほのほのさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。アークナイツの小説少ないから作ったので嬉しいと言ってくれてありがたいです。更新頑張ります！ (1月14日 13時) (
レス) id: b382f7d8ff (このIDを非表示/違反報告)
二次元にトリップしたい人間 ほのほの(プロフ) - アークナイツの小説が少ないので本当に嬉しいです！これからも頑張ってください！ (1月3日 12時) (レス) id: ca4f47683a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：菊春 | 作成日時：2023年8月15日 15時
