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「……意識レベル……。」
無機質ような温かみを感じられない声が聞こえた。
まだ覚醒したばかりでぼやける視界の最中、その声だけが情報として入って来る。
「……体外循環開始………心拍止液の注入を完了……。」
「……体温低下……ヘクサメタゾン２０�佞鮴徒�に注射。」
どんどん意識が覚醒して、ぼやける視界が鮮明になりかけた時。
「鉗子を！」
「……状態安定……切除を開始する……心室細動に注意……。」
さっきまでとは変わり、落ち着いた声を張り上げていた。
「……ごめんなさい……。」
「また苦しめることになってしまって。」
今にでも泣いてしまいそうな声だけが耳に残り、視界が真っ白に変わっていく、何が何だかと頭の情報処理が遅れている中、
ﾞドクターﾞ
やけにはっきりと聞こえるその言葉は自分に向かって言っていることにに気付いた。
幼い少女の声が必死に自分を呼び掛ける。
「……手を……。」
「私……を……！」
「私の手を握って！！」
小さな手がナナシの左手を握ってた。
ぼやけていた視界がだんだんとクリーンになっていき、初めてその少女を目にする。
茶髪のウサ耳を持つまだ大人とは言えない少女。
アクアブルーの瞳を真っ直ぐナナシを見つめながら、続けた。
「緊急……。」
「……救……。」
「……った……！」
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菊春 - 二次元にトリップしたい人間 ほのほのさん» 返信が遅くなり申し訳ありません。アークナイツの小説少ないから作ったので嬉しいと言ってくれてありがたいです。更新頑張ります！ (1月14日 13時) (
レス) id: b382f7d8ff (このIDを非表示/違反報告)
二次元にトリップしたい人間 ほのほの(プロフ) - アークナイツの小説が少ないので本当に嬉しいです！これからも頑張ってください！ (1月3日 12時) (レス) id: ca4f47683a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：菊春 | 作成日時：2023年8月15日 15時
