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「んで、なんか退治して欲しいのがあるんか?」

「お前の仕事なのに早く起きねぇせいで年が経つごとに悪霊が増加してんだよ」

「え〜、そんなん全力でやればうらさんの力で押えきれることやん。俺必要ないんやないの?」



なるほど、うらたさんがめんどくさいって言ってたのは坂田さんをそっちの気にさせることだったらしい

これは手強い。

うらたさんは溜息を一つついて嫌そうな顔で坂田さんに向かって渋々と口を開いた



「…今度猪肉持ってってやるから早く退治」

「する!!」

「えっ」

「一見坂田をやる気にさせるのは難しいように見えますが食べ物、主に肉を目の前に差し出せば簡単に手懐けるんですよ」



犬か。そう突っ込みたくなってしまったがその言葉を強そうな人の目の前で言うのも流石にまずそうだったので飲み込んだ

獣族の長が肉を差し出すのもどうかと思ったんだけどな…って、まさかこの手をあんまり使いたさそうじゃなかったような様子を見せてたのって。



「同族の肉を差し出すのが嫌だったから?」

「おやA、鋭いですね。流石にうらたんも情はありますがここまでしたくなかったようですね、けどこうでもしないと坂田は従順にはなりませんから一番手っ取り早い方法です」



…今だけはうらたさんのことを同情するしかないわ。



孤独の風→←*



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夜紅茶(プロフ) - Naoさん» コメントありがとうございます!そんな前から見ていただいて嬉しいです!気長に続編を待っていただければ幸いです。 (2020年10月4日 19時) (レス) id: 676346443e (このIDを非表示/違反報告)
Nao(プロフ) - この小説が書かれだした頃から見ているのですが夜紅茶さんの言葉選びは凄く人を惹きつけるもので素晴らしいと思います!続き待ってます!楽しみです! (2020年10月4日 18時) (レス) id: b92cb2f456 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜紅茶 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年8月23日 16時

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