支え合うこと（9） ページ27
北「…大我、俺は大我を愛してるよ。
ずっと一緒に生きていきたいって思ってるよ。
だから、この先ずっと大我を負担に思うことは無いし、迷惑だなんて絶対に思わない。
確かにね、大我が出来ないことはいくつかあるよ？
でもね、それを遥かに上回るくらい、大我にはもっともっと素敵な魅力がたくさんあるんだよ。得意なことだってたくさんある。
悲観的になる必要なんてないんだよ。
完璧な人間なんていない。俺だってそう。
そんな未完成な部分があるからこそ、人は支え合いながら生きてる。
俺、大我の不調に気付けなくて、たくさん無理をさせてしまったよね。本当にごめん。
仕事に気をとられ過ぎて、大我をちゃんと見てあげられてなかった。
こんな俺だから、これから先も、大我が呆れちゃったり、嫌だって感じる部分がきっとあると思う。
だけど、大我を幸せにする覚悟があるから。
こんな俺だけど、大我は俺と一緒にこれから先もずっと、生きていってくれますか？」
大我が自分の身体のことで悲観的になって悩んでしまう場面が無くなればいいなって、本当に願ってる。
そんな未来を創るために、俺は大我とお互いに支え合って生きていきたいんだ。
大「…っ、もちろん。俺、本当に…本当に、ほくが大好きだから。
きっと、これからもいっぱい迷惑かけちゃう。これから先、出来ないことが増えちゃうかもしれないし、ほくより長生きなんてきっと出来ない。
ほくを悲しませる未来が、来ちゃうかもしれない。
でも、それでも、一緒に生きていきたい。
ほくが居てくれたら、俺はいつでも、どんな時でも幸せだから。」
本音を言い合って、愛を確かめ合って。
これからの未来を共に歩むことを誓った。
泣きながら大我の話に耳を傾ける俺の顔はきっと涙でぐしゃぐしゃで、カッコよさなんて皆無だっただろう。
それでも、大我は安心したようにとっても嬉しそうに涙を溢しながら笑って、俺の手を優しく握った。
そうして、穏やかな時間が流れようとしたときだった。
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ぽちた(プロフ) - しおさん» ありがとうございます！私もきょもほく大好きです(*^^*)短編をちょこちょこ更新していく予定なので、よかったらこれからも読んでみてください (2020年4月9日 13時) (
レス) id: cc0c2d56be (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - きょもほく大好きです！素敵なお話で、今後も楽しみです！応援しています♪ (2020年4月9日 0時) (レス) id: 46ec5817d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽちた | 作成日時：2020年4月8日 0時
