微睡みのなかで（3） ページ14
すぐにパルスオキシメーターを指に取り付けながら、俺に症状の確認をとる。
高「北斗くんから連絡もらったよ。
熱は39度か。昨日の夜に、39度5分出たんだよね。
SpO2も、91%だからよくないね。
大我、ちょっと聴診と血液検査、心臓のエコー撮らせてね。聴診終わったらすぐ酸素付けるから、もう少しだけ頑張って深呼吸してね。」
苦しかったけど、聴診されてる間は頑張って深呼吸した。
しっかりと心音と呼吸音を聴かれて、終わったら酸素カニューレを付けられて酸素を流してもらいながら血液検査を受けた。
俺の血管がもともと細いのと、具合が悪いせいで血管が出にくいのもあって、看護師さんに２回失敗されて慣れてるとはいえ結構痛かった。内出血しちゃうだろうな。
高「ん〜SpO2の上がり悪いな。流量増やすな〜、焦んなくて良いからゆっくり深呼吸して。
心エコー撮るから、左を下にして横向きになって。ゼリー塗るよ〜。」
丁寧に心エコーで心臓を見てくれる。
心内膜炎になってたらどうしようって思って、不安になってたら、高地医師が感じ取ってくれたみたいで安心されるように笑顔を向けてくれる。
大「せんせ、どうなの…………？」
高「大丈夫だね、心臓には影響出てないよ。
血液検査の結果も出たし、発熱原因は心内膜炎じゃなくて風邪だから、安心して。
ただ、熱が高いし、SpO2の値があんまり良くないから、心臓に負担をかけないためにも安定するまで入院して欲しいかな。」
大「え！入院はやだ…………。」
高「はいはい、大我ぼっちゃんならそう言うと思った。
入院しないっていうなら条件があるよ。
北斗くんにも同席してもらってお話したいから、中に入ってもらうね。」
医師はそう言うと、看護師さんに指示を出して、ほくを呼んだみたい。
すぐにほくが診察室の中に入って来て、酸素を付けてもらって楽に呼吸できてる俺の姿を見て、「苦しいの楽にしてもらえてよかったね〜」って自分のことのように喜んで、頭を撫でてくれた。
その様子を、高地医師は優しく笑って見守ってくれてた。
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ぽちた(プロフ) - しおさん» ありがとうございます！私もきょもほく大好きです(*^^*)短編をちょこちょこ更新していく予定なので、よかったらこれからも読んでみてください (2020年4月9日 13時) (
レス) id: cc0c2d56be (このIDを非表示/違反報告)
しお(プロフ) - きょもほく大好きです！素敵なお話で、今後も楽しみです！応援しています♪ (2020年4月9日 0時) (レス) id: 46ec5817d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽちた | 作成日時：2020年4月8日 0時
