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不思議な力part2 ページ14
すみれ｢そう、レッスン。力に頼らなくても良いステージが出来るって自信を付けるために。｣
ひめ｢自信…ですか｣
すみれ｢うん。でももしかしたら他のやり方もあるのかもって今なら言える。｣
ひめ｢他のやり方ですか？｣
すみれ｢ええ。レッスンをしすぎて倒れることも何回かあったからね。でも、その答えはあなたが見つけて？｣
ひめ｢でも私は…そんなこと出来るかわかんないです｣
すみれ｢それでも良いわ。その答えを一緒に探すために今私が居るんだから｣
ひめ｢すみれ先輩がですか？｣
すみれ｢ええ、あなたに同じ思いをさせたくないから｣
ひめ｢…｣
すみれ｢そうだ！ここに行ってみてごらん？｣
ひめ｢ここって花屋さんですか？｣
すみれ｢そう。ここのオーナーの人が元アイドルなの。｣
ひめ｢…ホタルさん、ですか｣
すみれ｢雪乃ホタルさん。初代歌組のS4で、その歌声は儚い流れ星とも言われた人よ｣
ひめ｢そんな人がなぜ花屋さんを？｣
すみれ｢ホタルさんは、初めてあの力が出現した人なの。そしてその力によって声を失った。｣
ひめ｢初めてあの力を…｣
すみれ｢ええ。だからホタルさんの話、聞いてみて？｣
ひめ｢わかりました。行ってきます｣
すみれ｢行ってらっしゃい！｣
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作者名：夏実 | 作成日時：2019年10月30日 19時
