不思議な力とは〜NOside〜 ページ1
〜In保健室〜
ツバサ｢ひめ…｣
夜空｢ひめ…｣
ｶﾞﾗｯ
ミキ｢！すみれ先輩!?ひめは大丈夫なんですか？｣
すみれ｢ええ、今はね。｣
夜空｢？今は、ですか？｣
すみれ｢…皆にお願いがあるの。何があってもひめちゃんの味方でいること。｣
ツバサ｢そんなの当たり前ですよ！｣
すみれ｢当たり前か…ありがとう。よろしくね｣
ひめ｢んっ…｣
すみれ｢！ひめちゃん、目覚めた？｣
ひめ｢ｺﾞﾎｺﾞﾎ はい。もう大丈夫です。｣
すみれ｢良かったけど、大丈夫…じゃ無さそうね｣
ツバサ｢良かったぁ…｣
夜空｢本当ね｣
ミキ｢うん。｣
すみれ｢安心している所悪いんだけれど、二人きりになっても良いかしら？｣
ツバサ｢はい。行こうか。｣
夜空｢ええ。ひめ、ゆっくり休んでね。｣
ひめ｢ありがとう｣
ミキ｢また後でね〜｣
ひめ｢うん。またね｣
すみれ｢…良い友達を持ったね｣
ひめ｢そうですね｣
すみれ｢ひめちゃん、あなたは自分じゃ無いようなステージをしたことがある？｣
ひめ｢はい。お披露目ステージの時や初めてのソロステージの時、アイカツアイランドの投票の時のソロステージ、それに今回も。｣
すみれ｢どういうわけか私達は選ばれたのアイカツシステムに。｣
ひめ｢え？｣
すみれ｢私もね、ひめちゃんと同じだったの。自分じゃ無いようなステージをして、声が出にくくなったの。そんな時、あることを知った。｣
ひめ｢あること？｣
すみれ｢…歌えなくなるってことよ｣
ひめ｢え…｣
すみれ｢不思議な力を使う度に声が出にくくなっていった。そして学園長からとあるアイドルの話を聞いたの。｣
ひめ｢…｣
すみれ｢声を失ったアイドルの話よ｣
ひめ｢声を失った!?｣
すみれ｢ええ。そうよ｣
ひめ｢そんな…どうすれば良いんですか？｣
すみれ｢私は沢山レッスンしたわ。実力を上げられるようにね。｣
ひめ｢それしか方法は無いんですか？｣
すみれ｢わからない。力が出たのはそのアイドルと私、それからひめちゃんの三人だけなの。｣
ひめ｢そう…ですか、｣
すみれ｢ごめんなさい。怖がらせてしまって｣
ひめ｢大丈夫です。でも、少し一人にさせてください。｣
すみれ｢ええ。失礼するわね。｣
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作者名：夏実 | 作成日時：2019年10月30日 19時
