§君に恋をした僕§【S】 §Part10§ (ページ19)

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§244§　モデルページ19

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思わずAを振り向く。

バカッ……なんで言うっ……！

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「Aちゃん……か」

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するとおじさんは、目を真剣なものにさせると

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「Aちゃん！

1ヶ月だけ、ウチのモデルとして働かないかっ!!?」

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おじさんの声が

部屋全体に響き渡った。

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A「……えっ……？」

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俺の嫌な予感は

的中した。

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A「……モッ……モデ……ル……？」

「そう、モデル！

実はウチの専属モデルが1ヶ月入院しなくちゃいけなくてね……。

だから、その子の代わりに……1ヶ月だけ！

1ヶ月だけでいいから、ウチでモデルをやってくれないかっ!!?

ちょっと身長は小さいけど……君みたいに美少女な子だったら、

雑誌の人気も出るかもしれないしっ!!!」

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おじさんの必死さが、Aの腕を掴みそうになったので

多少強引にAを背中に隠す。

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Aがモデル？

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ふざけんなよ。

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それってつまり芸能界だろ？

“芸能人”になるって事だろ？

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そしたらAはきっと、すぐに売れっ子になる事だろう。

こんな美少女……滅多にいない。

テレビ出演とかも、どんどんやってくるに違いない。

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するとどうだ？

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ただでさえ今でもモテるのに、

芸能人になんかなったら……おかしなファンもできるし、

何より男性との距離がいつも近すぎる。

雑誌でも、男性とのツーショットとかあるだろうし……。

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家族と嵐にしか心を開いてなくて

男性恐怖症のAをモデルにさせるなんて

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俺は絶対に反対だ。