§君に恋をした僕§【S】 §Part10§ (ページ16)

今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:118,735 hit

§241§　すごい人ページ16

～Aｻｲﾄﾞ～

・

・

・

・

・

翔「A、大丈夫？変な事されてない？」

A「翔さん……」

・

翔さんが、さっきスタッフさんに掴まれてた腕をきゅっと優しく握る。

・

不思議……。

翔さんだと、恐怖どころか

もっとぬくもりが欲しくなって……抱きしめて欲しくなる。

・

・

A「されてないですよ……腕掴まれる以外は」

翔「そっか……ごめんな、守ってやれなくて」

A「い、いや、助けてくれたじゃないですかっ……。

それより……撮影は……？」

翔「さっき終わったトコ……A見たらスタッフに絡まれてんだもん。

……うーん、やっぱネックレスだと目立たねぇのかなぁ……。

キスマークもっとつけとくか……(ボソッ)」

A「Σえﾞっ……///」

・

あんなに怖かったのに

今じゃ笑ってる。

・

・

翔さんって、ホント、すごい人。

・

・

翔「……そういやさ」

A「……は、はい？」

・

翔さんが、鼻をかきながら気まずそうに話す。

・

・

翔「……さっき、智くんと何話してたの？」

A「え？」

・

予想もしてなかった事を聞かれて、顔を上げる。

・

・

A「……別に、何も……」

・

翔さんのこと話してたなんて、

……とてもじゃないけど言えない。

・

翔「別に何も、じゃないでしょ。

何話してたの？顔赤くしてたけど」

A「!!!///」

み、見てたんですかっ……！///

・

A「なっ……何も、話してませんよっ///」

翔「嘘、今も顔赤いじゃん」

A「ちっ、違いますってっ……！///」

翔「正直に言わなきゃお仕置き」

A「へっ……!!?ヤッ、ヤダッ！//」

翔「ヤダじゃないでしょ、言ってよ、

じゃなきゃココでチューするよ？」

A「おっ、お仕置きってそれですかっ!!?///」

翔「いや？お仕置きはチューとキスマーク増やす……」

A「いっ、嫌ですぅ～～っ！///」

・

翔さんからどうやって逃げようか……。

脳をグルグル回転させて考えていると

・

・

・

・

・

「何ぃ～～～っ!!?」

A･翔「(ビクッ！)」

・

真隣りで、モデルさんの撮影をしている場所から大きな声が聞こえた。