§君に恋をした僕§【S】 §Part10§ (ページ15)

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§240§　見てないページ15

～Aｻｲﾄﾞ～

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掴まれてる腕を払い、グイッと後ろから誰かに抱きしめられる。

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この腕と

あの声は……

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A「翔さんっ……」

翔「アナタですか？Aにこないだ告白したのは。

好きなのに……ネックレスとキスマークに気付くの遅くないですか？

あ、でもキスマークはしょうがないか。目凝らさないと見えませんもんね？

でもネックレスには気付きましょうよ、

今気付くって……彼女のこと、ちゃんと見てないでしょ？」

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翔さんの両腕が、私の肩をグッと抱く。

スタッフさんは、翔さんの言葉に唇をかみ締める。

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スタッフ「見てないって……ちゃんと見てるよ、Aちゃんのこと」

翔「いや、いつもしてないネックレスをしてるのに気付かないって、

コイツのこと見てない証拠でしょ？」

スタッフ「違うっ、……ていうかっ……お、お前ら……」

翔「恋人ですが何か？」

A「！」

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いいの？

確かに、相手はスタッフさんだけど……。

あまり言いふらさない方がいいんじゃ……。

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スタッフ「……そんな堂々と言って良いのかよ、

スタッフだからって……言いふらさないと思ってんの？」

翔「言いふらせば？できるもんならね。

そんな事言うスタッフはすぐクビだと思いますけど。

俺もヤバくなるけど、アンタもヤバくなるよ」

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ジロッとにらみつけて、そう言う翔さん。

スタッフさんは、グッと息を飲み込む。

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翔「っつ事で、

俺の女に手出さないでくれます？」

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スタッフさんはゴクッと唾を飲むと、

私達に背を向けて去っていった。