§君に恋をした僕§【S】 §Part10§ (ページ14)

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§239§　冗談ページ14

～Aｻｲﾄﾞ～

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『もうそろそろ終わるだろーから、行くね』

次は智さんの番なので、そう言って戻って行った。

私は翔さんに視線を戻す。

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……本当に

かっこいい……///

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私、こんなに

翔さんのこと好きだったんだな……。

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なんて思いながら

昨日……翔さんにもらったネックレスをキュッと握ると

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スタッフ「Aちゃ～ん」

A「……ぁ……」

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こないだ告白してきたスタッフさんが、私の元へやってきた。

って……言っても、あの告白は冗談なんだろうけど……。

……翔さんは信じてくれなかったけど……。

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スタッフ「さっきさ、大野くんと何話してたの？」

A「……ぇ？」

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……あまり、話したくないんだけどな……。

……でも、私も……

そろそろ、男性恐怖症を治さなきゃ……。

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A「何……って……普通の、世間話ですよ……？」

スタッフ「ホントに～？すっげぇ仲良さそうに話してたけど？」

A「いえ、そんな……私はただのマネージャー、ですから……」

スタッフ「ふぅ～ん……」

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早く、どこかへ行って……。

そう願いながら、俯いてぎゅっと目を瞑る。

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スタッフ「Aちゃんさ、こないだの告白覚えてる？」

A「……えっ……」

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急にそんな事を言われて、思わずパッと顔を上げる。

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A「え……アレは、冗談だったんじゃ……」

スタッフ「冗談なワケないでしょ(笑)

俺こんなだけど、嘘コクなんてのはしないよ？」

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そう言われ、ガシッと腕を掴まれる。

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A「ひやっ……」

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掴まれた腕が気持ち悪くて

昔を思い出させて

背筋……いや、全身がゾクッとした。

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スタッフ「だからさ、あんま他の男と話してるとヤキモチ妬いちゃうよ？」

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ヤキモチって……

彼氏でもないのに……

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恐怖で体が震え、思わず泣きそうになる。

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ヤダ……。

翔さん、助けてっ……

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スタッフ「……ん？……そのネックレス……。……え？何この痕……。

……ねぇ、まさかその痕とネックレスって……「俺がつけましたけど？」by？