love.2 (ページ29)

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健二郎side

健「隆二、今日この後ご飯行く。そんで、気持ち伝える。」

Aがまだ来ないので、そっと隣にいる隆二に伝える。

隆「うん。健ちゃんなら大丈夫。応援してるから！」

健「ありがとう。なんか変な汗かきそうやわ(笑)おっさん臭くないかなー(笑)」

他のメンバーにも聞こえていたみたいで、みんな笑いながら頑張れって言ってくれる。ほんまにメンバーに恵まれた。

そうしているうちにAが戻ってきて、始まるミーティング。同じ空間で仕事に取り組むAを見るのは初めてで、かっこいいなって思った。

終盤に差し掛かって振り直しで止まる話し合い。その空気を察してAが終わらせようとした時にエリーから案があるらしい。流石やなぁ。同じダンサーとして悔しいくらい良いものを生み出すエリー。皆から期待の込められた視線が集まる。

でも、エリーの得意ジャンルはAも割と得意なはず･･･と思っていたら俺の得意なジャンルで振り付けを始めるエリー。確かに斬新やわ(笑)

感心していると

E「健二郎さん振り覚えてそうだったらやってみて欲しいです！」

健「お、了解。」

突然の指名に驚いたけど王道なステップを組み込んでたのでやって見せる。反応怖いなぁ･･･

「すごくいいです！！」
「これ、照明とアレンジも変えたらエモいな」

一気にいい反応をくれるスタッフさん達。エリーも俺もほっとする。でも、肝心なのはA。スタッフさん達もじっと見つめる。

健「A。どうやった？俺の動きも甘くてあれやったかもしれないけど･･･」

『･･･すっごくいい！！！えりちゃんありがとう！健ちゃんもありがとう！！』

嬉しそうに笑って、スタッフさん達とサッと練り込んでいくA。三代目皆で顔を合わせてほっとする。(笑)

悠「･･･もし良ければ、ヒロさんにも話通すのでエリーと健二郎くんに振り付けとレッスンをお願いしたいんだけどどうかな？」

健「スケジュールの話は上でやってもらえるなら俺は全然大丈夫ですよ。むしろやらせてもらいたいです！」

E「僕もです！ぜひやらせてください」

悠「ありがとう！じゃあ早速確認してくるねー」

咄嗟に悠さんから発案されて、やる気満々の俺たち。(笑)

他のメンバーもAと純粋に仕事したいし会いたいやろうから着いてくるんやろうなと思う。(笑)

そんなこんなで無事にミーティングは終了。