love. (ページ26)

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きょうだいページ26

隆二side

Aも臣の腕の中で落ち着いて(笑)
すっかり夢の中なので30分くらい寝かせてればちょっとましになって起きるからと伝えたらそのまま飲み会を再開するメンバー。

臣も慣れた様子で抱き抱えたまま飲みながら岩ちゃんと話し始める。流石だわ(笑)

そんな呑気な事を考えながら俺が来て1度も話せてないもう1人の酔っ払いの元へ。
隣に座るとAが着ていた上着かかけてあって、顔の赤さもだいぶ引いてる。

もうそろそろ起こして大丈夫そうかな～？

隆「健ちゃん起きて～(笑)」

バシバシと強めに肩を叩くと、

健「ん…え、隆二？！ごめんおはよう！」

隆「おはよ～(笑)どんだけ寝てるの！(笑)」

寝ぼけた顔から俺の事を把握するとビックリしたように飛び起きた健ちゃん。

健「ごめんな目ぇ覚めたわ～。え、え？！え…」

隆「そうなると思った(笑)」

今までの流れを全く知らない健ちゃんはキョロキョロすると明らかに女の子のサイズの上着に驚いて、Aを見つけるとまた驚いて、最後に臣の腕の中で寝てることに悲しそうな顔をする。

まあ、そんなこと想定済みだけどね～(笑)

隆「うちのかわいいお姫様はいつもああなんだよね～困ったもんだけど(笑)臣と岩ちゃんには甘えまくってるから、そういうんじゃないよ安心して。」

俺ニヤニヤしてるんだろうな～と思いながら伝えると、「そうなんや」と普通なフリして答えてくる健ちゃん。兄貴の前だし好きなのとか言いにくいのかな？？と純粋に思ったので言ってみる。

隆「え、健ちゃんAのこと好きなんだよね？」

その瞬間健ちゃんは飲んでたお酒吹いてむせるし、割と大きい声だったのか少し離れたメンバーもめちゃくちゃ笑い出す。

臣「声でけーよ(笑)」

人「健二郎顔真っ赤！(笑)でもほら、隆二にこそちゃんと言わないと～」

なんで笑われたのか謎だけど、そうだよ俺お兄ちゃんなんだからねというような顔で見るとむせてた健ちゃんが少し真剣そうな顔でこっちを見てきた。