伊野尾くんの心情。【青】

Heart47 ページ47

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私がそう言うと「それは良かった」なんて言って掴んでいた腕を離す









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もう話終わった？なんて思ってたら伊野尾くんは









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伊「ちょっと話そうよ」









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なんて言って椅子に座る









いや、私待たせてる人がいるんですけど？









ていうかやぶも待ってるんじゃないの？









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私の椅子もスタンバイされちゃったから









まぁ、座るしかないよね？









りっちゃんには「先に帰っていいよ」ってLINEをしとく









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伊「俺ってね、すげー軽い奴って思われるんだよね」




伊「そのせいで中学の頃とか好きな子に告っても振られまくってさ」









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自分の過去の話を語りだす伊野尾くん









もしかしてこれ、私聞かされてる？









でもちょっと興味はあるから真剣に聞いてみる









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伊「…いいなって思った子には大体嫌われてて」









伊「俺って恋愛しちゃいけないのかな、とかね？」









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伊「…斎藤さんは、俺のことは嫌いじゃないって言ってくれたじゃん」









伊「だから…」









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何を言い出すの、ってソワソワした









なんで私さっきからこんなに恥ずかしいんだろう









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伊野尾くんは真っ直ぐ私を見て言う









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伊「俺のこと好きになってよ」









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