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次の日
イメージチェンジで胸まであった髪をバッサリ顎のラインで切ってもらった。
楽屋の前。
剛くんになんて言われるだろう……
ああ……髪切るんじゃなかったな……似合わないとか言われたら……
ガチャ
「おはようございます……」
『おはよう……って、髪切ってるやん!』
真っ先に気づいたのは光一くん。
『……』
剛くんはチラッとこっち見ただけで何も言わない。
ああ、やっぱり似合ってないかな……
『短いのも似合うな!なあ!剛!』
光一くんが剛くんに聞く。
『あっ、お、お、おう。』
なんか変な返事だな……
やっぱり髪切るんじゃなかったな……
するとコソッと光一くんが『大丈夫。剛ああ見えて似合ってると思ってるから。』なんて教えてくれたけど。
スタジオまでの移動中の廊下で剛くんが隣に来る。
『なあ、髪、似合ってるやん。』
やっぱりこう言われると嬉しい。
「ありがとうございます!」
笑顔で答えると少し剛くんの耳が赤くなった気がした。
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作者名:めろんぱん | 作成日時:2018年10月27日 18時