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ルシアと大先生のペアだった。
任務に出ていたけれど、もう帰って来たのだろうか。
服には誰のか分からない血も付いている。
咽せていたぺ神は水を飲み落ち着いた様子で
「…あ、おかえりぃ」
なんて何も無かったかのように言った。
「ただいまぁ、今回空き無かったから殺すのもやったんよ…、やから診てくれん?」
彼等が人を堕とし殺るまでするのは珍しい。
服が汚れているのも殺り慣れていないからだろう。
「あ〜、皆忙しそうやったもんなぁ…、順番に診るからルシアちゃん、出てて」
「はいっ、待ってますっ」
明らかに高く作った声で、るんるんっ♪なんて鼻歌混じりに出て行った。
「取り敢えず脱いで?」
一方ぺ神は“治療の為”と大先生を脱がそうとしている。
「やだっ、えっち!」
「傷見なあかんから、何もせんから、な?」
「はぁい…やけどAちゃん、出といてくれへん?」
…あ、確かに。
「分かっ、た、」
医務室を出ると其処にはルシアが。
一言こんにちは、だけ言って通り過ぎようとするとぼそっとなんか言われた。
聞かれたいのか聞かれたくないのか分からない声で。
ごめんなさい…、と。
でも私は其れを拾って良いのか分からず無視して部屋へと向かった。
悪いことしてしまった…、もっと嫌われる…、なんて考えに苛まれながら。
部屋には相も変わらず資料の山積み。
戦争関連、幹部情報、次任務についてetc.
ただただ無心で…否、無心でありつつ間違いが無いようにしながら進めていった。
次任務については多分私に関係あるだろうからじっくりと読んだ。
β国から宣戦布告を受けた。
其れに向け戦闘員ゾム、Aを任務に出す事とする。
前例通りAがβ国総統を誑かせ、ゾムに殺害させるが、場合によりAも戦闘員として動く。
動きはこの様になっている。
壱 β国侵入
弐 A、任務遂行
参 ゾム、任務遂行
余りにも人数が多かった場合他幹部を送る事となる。
任務期間は1週間である。
「はぁっ?!」
思わず声をあげてしまった。
だってそうだ、1週間で任務遂行なんて無茶振り過ぎる。
でも、その分信頼してくれているのかなぁ…、なんて。
読んでいた紙にサインをし、サインが必要な為ゾムに見せに行くことにした。
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白瀬(プロフ) - この作品はもう更新できません! https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kur0se16/ ←リメイク版を書きました元1939現白瀬です!コメントなんて見てる人いるか分かんないけど宣伝!良ければ見てください!! (12月25日 13時) (レス) @page2 id: 88f60c6208 (このIDを非表示/違反報告)
1939(プロフ) - 理沙(まいか)さん» 返信遅くなり申し訳ありません、コメント有難う御座います。把握いたしました、修正しておきます。 (2022年3月1日 15時) (レス) id: 82056bb584 (このIDを非表示/違反報告)
理沙(まいか)(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。フォントを配布している者です。私のフォントの中にライセンス表記が正しくないものが多かったため一度利用停止してもらってもよろしいでしょうか? (2022年2月24日 17時) (レス) id: 4a1dde520e (このIDを非表示/違反報告)
1939(プロフ) - 移行先です。御迷惑お掛けし申し訳御座いません。 (2021年6月24日 18時) (レス) id: cf06e0e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:1939 | 作者ホームページ:
作成日時:2021年5月28日 7時