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窓から日が射し、明かりで目覚める。
今は……、5時半、よく眠れた。
7時に朝ご飯だし、未だ時間はあるから、着替えてから煙草が吸いたくなって、部屋を出た。
.
ベランダへ行き、煙草を咥えてふぅ、と毒煙を吐く。
うん、やっぱり美味しい。
未だ朝方だから冷たい風もあって心地良い。
また肺を煙で一杯にし吐き出す、其れを何回か繰り返していると足音が聞こえてきた。
「……あ、A居ったんや」
「ん……？ あ、シッマ、珍しいね」
煙草を片手に来ていたのはシッマ。
未だ、何だか気まずい。
「……あー、すまんな、帰るわ」
そんな私を見越してか帰ると身をかえして行こうとしてしまった。
「あっ、ううん、私もうええから帰るわ」
ライターとセブンスターをポッケに仕舞い込みベランダを出ていこうとすると、待って、と声を掛けられた。
「話、したかってん、嫌やったらええけど……、話さへん？」
後、ライター忘れたからかしてくれへん？ なんて言われ、私もシッマと話すのは久々だな……、と考えながら了承した。
ライターを渡し話って？ と切り出すと、少し言いにくそうにしている。
「……あんな、無能扱い、すまんかった、」
その事を言われ、何だか拍子抜けしてしまう。
「あー、なーんだ、別にええよ、」
正直、みんながやってきた事はきつかった。
けれど、ゾムに言われたなら……、否、本当はゾムがやっただなんて信じたくない。
彼はそんな事するような人じゃ無いから。
「えっ……、ほんまに？ ええん？」
そう簡単に言われると思ってなかったのだろうシッマは再度聞いてきた。
勿論、返すとシッマはほっと胸を撫で下ろした。
「じゃあ、前みたいに接してくれる？」
私が言えばシッマは何度も首を縦に振り、漸く煙草に火を付けライターを渡してきた。
「ん、さんきゅ」
「いーえ、」
持ち運びの灰皿に吸い殻をいれ、只シッマの横顔を眺めていた。
「……何やねん、ずっと見つめられるとはずいんやけど」
「あっ、ごめ……、てかはずいって感情あるんや？」
「あるわ！」
笑いが零れ、次第に大きくなってゆく。
前みたいで楽しいな、うれしいな、なんて。
考えているのは、私だけなのだろうか。
「これからずぅーっと宜しくな」
どろどろと欲に溶けた瞳で、恍惚としたカオで誰かが小さくそう呟いた。
その言葉は此から起こる事を示唆しているような、分かっているような。
彼女は、どうなっていくのだろうか。
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白瀬(プロフ) - この作品はもう更新できません！ https://uranai.nosv.org/u.php/novel/Kur0se16/ ←リメイク版を書きました元1939現白瀬です！コメントなんて見てる人いるか分かんないけど宣伝！良ければ見てください！！ (12月25日 13時) (
レス) @page2 id: 88f60c6208 (このIDを非表示/違反報告)
1939(プロフ) - 理沙（まいか）さん» 返信遅くなり申し訳ありません、コメント有難う御座います。把握いたしました、修正しておきます。 (2022年3月1日 15時) (レス) id: 82056bb584 (このIDを非表示/違反報告)
理沙（まいか）(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。フォントを配布している者です。私のフォントの中にライセンス表記が正しくないものが多かったため一度利用停止してもらってもよろしいでしょうか？ (2022年2月24日 17時) (レス) id: 4a1dde520e (このIDを非表示/違反報告)
1939(プロフ) - 移行先です。御迷惑お掛けし申し訳御座いません。 (2021年6月24日 18時) (レス) id: cf06e0e6c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：1939 | 作者ホームページ：
作成日時：2021年5月28日 7時
